広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和41年 6月5日発行 内容

犬の被害ふえる

放飼いやめよう かならず登録を

 子どもがイヌにかみ殺された。娘さんがイヌに襲われた。それも集団で。
 いま、静岡県でいちばん頭を痛めているものに“野犬”問題があります。浜松市、静岡市でハンター総出動で野犬絶滅作戦をはじめる始末です。さて吉原市ではどうでしょう。
 げんざい、市内には約3,500頭のイヌがいると推定されています。このうち、登録のしてあるイヌは2,500頭、登録も狂犬病の予防注射も受けないイヌが約1,000頭。
 さいきん、各地で起きているイヌによる事件はほとんど無責任な飼い主のイヌによって起きているといわれています。
 そこで県では、県東部の蓄犬指導班(4人1組)を2班にし、指導を強化することになりました。また、首輪に登録証注射済証のないイヌは捕獲の対象とすると同時に飼い主がいても捕獲したイヌは原則としてかえさないことを決めました。「ウチのイヌにかぎって」というのは間違いのもとです。放し飼いにすると、田畑を荒らしたり、新聞配達や牛乳配達のひとに恐怖感を与えるなど他人に迷惑をかけます。イヌを飼うからには、年1回の登録と春秋の予防注射はかならず受け、絶対に放し飼いをしないでほしいものです。
 なお、市衛生課では第2回目の不用犬の買い上げを行ないます。いらなくなったイヌは会場へおもちください。
◇買い上げ日 6月16日
◇会場と時間 上田端公会堂(10時〜10時20分)三日市浅間神社(10時40分〜11時)和田町公民館(11時10分〜11時30分)
◇生後90日以下の犬は50円。90日以上の犬は100円
◇もってくるもの 印かんと犬の手帳

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・習性とはいえネ、ひとさまが迷惑してます

「家庭の日」第3日曜日
青少連が推進

親子の話し合いの場に

 青少年を健全に育てるには、よい家庭環境をつくることが必要です。そこで吉原市青少年保健育成連絡会では、毎月第3日曜日を「家庭の日」として、明るい家庭づくりを行うことに決めました。もちろん「家庭の日」などと決めるまでもなく、毎日、家族そろって夕食をし、話し合えれば、それにこしたことをありませんが、最近のように家族そろって団らんする機会が少なくなると「家庭の日」をもうける必要がでてくるわけです。
 青少連では、6月から次のように運動をすすめていくことにしました。
◇実施日は毎月第3日曜日とする。
◇婦人会、青年団、PTAなどへ協力を呼びかける
◇推進方法は
・レクリエーションなどで楽しみあう
・スポーツ、ハイキングなどで健全な身体をつくる
・掃除、花だんづくりなどの家庭作業を行う
・読書し、話し合い教養を高める
・郷土の美しい伝統文化に親しむ

前納=報奨金制度をご存知
県市民・固定資産税

 みなさんは、2期以降の税金を納期前に納めると、報償金が交付される前納制度をご存知ですか。
 この制度は、県市民税と固定資産税の2期以降を前納したばあいに適用されます。2期以降(同じ税額)の1期分の税額に100分の1をかけ、それに別表の月数をかけて報償金が算出されるものです。

‐図表あり ‐

救急業務を開始
吉原市消防署

 吉原市消防署(津田)では、5月25日から救急業務を始めました。
 この緊急業務は消防法によって行うもので救急車=写真=1台、隊員は3名で、市内の災害事故による人命救助のために事故関係者の要請で出動するものです。
 救急隊の仕事は、事故発生の場所から病院までケガ人・病人を送り届けることで、ケガ人・病人を送り届けることで、ケガ人の血を止めるていどの応急措置はしても、投薬、注射などはしません。
 救急の場合(1)どこで(2)どんな事故が(3)何人のけが人がある。また、事故を届け出たひとは(1)どこの(2)だれであるか(3)その事故とどういう関係にあるかを簡単に的確に通報してください。
 例えば「いま、和田町の静岡屋の角で、トラックとバイクが衝突して、2人の男が倒れています。わたしは、通りがかりの者で日吉町の吉原太郎です」
 救急業務は、災害によっておきた事故や、屋外または公衆の出入りするところでおきた事故のケガ人・急病人を対象に行うものですが、屋内でおきた事故の方でも、病院に運ぶ手段のない場合は対象になります。会社や工場などの災害事故ももちろん対象になりますが、現場に車があれば、その車で、傷病者を一刻も早く病院に送るよう努力してください。
 なお、伝染病人は対象になりません。
◎お願い
 119番は、火災や救急だけに使われるものです。いたづら電話をすることはやめてください。

‐ 写真あり ‐

白ばらコーナー ‐公明君‐

△公明君は中学2年生。いつも明るく、学校の成績もよい。ある日のこと、豚のように太った金造さんが、公明君の家にやってきた「ひとつ相談にのってもらいたいのじゃが…結論からいうと、この部落の区長のあんたに動いてもらえば、わしも盤石じゃで…」
△公明君の村では、近く村会議員の選挙がある。いままでフンゾリかえっていた、ヒゲをはやしたり、洋服を着こんだ偉い人が、急に腰をかがめだし、前に曲がらないのかなあと思っていた頭も、いつの間にか曲がりだした。
△金造さんの話をかげで聞いた公明君は、こりゃたいへんなことだと思った。公明君たちの学校の選挙や、いつか、かあちゃんが話していた婦人会長の選挙とだいぶ違う−とうちゃん、絶対引き受けてはだめだ−公明君は心の中で、そう叫びつづけた。
△「まあ、少し考えさせてもらうべえ」「それじゃ、またくるからなんとかよろしくたのんます」と言って、金造さんは帰っていった。坂をおりるときのせきばらいが、いやに耳にのこった。
△夕飯のあと公明君は、金造さんのことばを思い出して「おれ、金造さんの話かげで聞いちまった。とうちゃんはえらいなあ、見なおしたよ。こんどきたら、絶対ことわんだべな」「なにいうか、子どもはだまってろ!とうちゃんには、とうちゃんの考えがあんだから」
△かあちゃんがよこから「ホラ、とうちゃんの悪いくせが出た。子どもの意見がきけるようなおとなになることが、民主主義を育てるもとだと婦人学級で話があったぞい!」「とうちゃんは、おれの名前をたねにして、なんでも公明でなければ、世の中は明るくなんねいと、いつでもいっているでねえか。おら修学旅行なんかいかなくてもいいんだから、金造さんの言うことなど引き受けないで、なあとうちゃん」「うん、実はとうちゃんも、ことわっぺと思ったんだ。しかし公明、修学旅行は一生の思い出だから行ってこいよ」明るいほほえみが、家中にあふれた。

お知らせ

◎工業用水など立入り測量 沖田耕地・根方水田で
 県では、東駿河湾工業用水道と富士川工業用水道の資料作成と、田子の浦港整備事業、都市計画事業調査のため、次の地区を立ち入り測量しています。
◇工業用水測量
△測量の種類 水準測量
△立ち入り期間 昭和41年4月15日から45年4月15日まで
△立ち入り区域 依田原、比奈、川尻、大野新田、柏原新田
◇都市計画事業測量
△測量の種類 都市計画事業に伴う測量と調査
△立ち入り期間 昭和41年4月1日から42年3月31日まで
△立ち入り区域 吉原市原田、比奈、今泉、富士岡、依田橋、鈴川、今井、大野新田、田島、田島新田、中河原、中河原新田、津田
◇田子の浦港事業測量
△測量の種類 田子の浦港整備事業に伴う測量と調査
△立ち入り期間 昭和41年4月1日から42年3月31日まで
△立ち入り区域 吉原市、瓜島、田島、依田原、荒田島、中河原、依田橋

◎警察学校の生徒募集 締め切り8月19日
 県警では、昭和42年度4月、県警察学校へ入学する警察官を募集しています。
◇募集期間は6月1日から8月19日まで
◇申し込み場所は吉原警察署
◇学歴は問いませんが、高等学校卒業ていどの学力が必要です
◇年令は昭和16年4月2日から昭和23年4月1日(来年3月高校卒業見込みのひとは昭和24年4月1日)までに生まれた男子
◇身体検査の基準・ヘ 身長 160センチ以上、胸囲 身長の2分の1以上、体重 49キロ以上、視力 両眼が裸眼視力0.6以上

◎メートル法換算表あっせん
 市商工課では、小数点以下4桁まで換算した、メートル法換算表をあっせんしていますから、希望する方は申し込みください。
◇定価 1部200円
◇申込期間 6月30日まで
◇申し込先 市商工課

◎7月1日 事業所統計調査を行う
 7月1日現在をもって事業所統計調査を商業統計調査が行われます。
吉原市では、6月下旬に調査員がうかがいますので事業所、商店の協力をお願いします。
 なお、事業所、商店ではお手数ですが、過去1年間の実績について調べておいてください。

◎おたずね 江尾の“木舟”ヤアーイ
○江尾町民が水田耕作用に使っている「木舟」が、2カ月前から“行方不明”になっています。
○木舟は全長7メートル、幅1メートルぐらいで、へさきをコンクリートで補修をしてあり、とも(船尾)にまる江を、記してあります。
○江尾町民は田植を前に困っています。見つけた方は、須津支所、須津農協へ知らせてあげてください。

永久選挙人名簿の戸別調査にご協力を
6月16日〜23日

 公職選挙法が6月1日から一部改正され、選挙人名簿に一度登録すれば永久にそこの市町村の選挙名簿に登録されることになりました。
 このため、6月20日を調査基準日として、6月16日から23日まで戸別調査を行ないますのでご協力ください。