広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和41年 2月10日発行 内容

ハエとカ退治

 3月になると気温が高くなり、伝染病の媒介であるカ、ハエ、ゴキブリなどが冬眠から目ざめ本格的な活動を開始します。いま飛んでいるハエ一匹は夏の何万匹にも相当すると言われています。そこでいまが好機の越冬害虫の駆除法をみてみましょう。こうした駆除は一軒だけでやってもなかなか効果はあがりません。
 衛生課では、2月1日から市内全域の初期防疫をおこなっていますのでこれを機会に、カやハエのいない明るい家庭づくりのために、お隣や近所で力を合わせてやっていただきたいものです。

◎いまが好機 どぶゴミ箱など発生源の根絶を

「カ」
 水たまりさえあればどこにでも卵をうみつけるのがカです。普通は4月ごろから発生しますが、最近は暖房器具の発達によって、鉄筋のビルやアパートで地下の排水が悪いところでは冬でも飛びまわっています。排水をよくすることはカを発生させないということはむろん、建て物の寿命にも大切なことです。
 庭のすみの落ち葉のたまり場もカの好きなところです。落ち葉はためずに焼きたいものです。
 あきビンやあきカンなどをゴミ箱のわきにおいてあるのをよくみかけますが、これも雨水がたまればカの発生源になります。新聞紙に包むか、土に埋めておく。ミゾや汚水だめ、防火用水などはいつも清潔にしておきたいものです。

「ハエ」
 ハエの発生する場所は種類によって異なりますが、ゴミやふん尿などの汚物に好んで卵を産みつけます。
 いまごろはそのサナギがくみ取り口のまわりやゴミ箱の下の土の中にもぐっています。そうした場所の土を少し掘るとすぐにみつかりますから、サナギは焼いて処分をする。ゴミ箱は日あたりのよいところで外まわりをそうじし、土の上にじかにおかないようにする。
 よくゴミを道ばたやがけ、河原にすてたりしてあるのをみかけますが、これはハエの繁殖に手を貸しているようなものです。ゴミは焼くのが一番よい方法ですが、それができない場合は殺虫剤をかけて埋めるくらいの注意をしてほしいものです。

◎市でも一斉防疫を

 市衛生課では、ことしも初期駆除として2月1日から市内全域の防疫を行っています。
 これは主に成虫を対象に行うもので、下水路ゴミ箱、人家に近い河川の土堤、側溝、雑草地、便所のくみ取り口などをスイングフォックを使用して、速効性のDDVP剤を煙霧にして防疫するものです。希望があれば住居内の防疫も行います。
 地区別の防疫日程◇伝法地区2月8日〜14日◇今泉地区2月15日〜22日◇元吉原地区2月24日〜28日◇須津地区3月1日〜7日◇吉永地区3月7日〜10日◇原田地区3月11日〜15日◇大淵地区3月17日〜24日となっています。

‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・顔の手入れも大切ですがこちらもお忘れなく…

話題

○競歩で体力づくり
 体力づくりに役立てようと市立商高では、このほど全校競歩会を御殿場の自衛隊板妻駐とん地から同校までの23キロのコースで行いました。
 午前10時板妻をスタートした一行は、厳冬の富士を背に、十里木勢子辻と母校めざし歩け歩け。午後1時すぎ第一集団が3時間の記録でまず校門へ、5時すぎまでに全員がゴールイン。同校ではこの競歩会を年間行事にするといっています。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・体力づくりに張り切る市立商高生

○もうすぐ一年生
 もうすぐ小学一1年生、入学式をひかえ、市立の各小学校では、1月20日から28日まで入学児童の身体検査を行いました。
 ことし市立小学校に入学する児童は、1,633人(男820人、女813人)で、昨年より79人多くなっています。身体検査は内科、眼科、歯科にわけて行い、おかあさんやおねえさんにつきそわれた新一年生たちは元気に検査をうけました。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・身体検査をうけるよい子たち

○自力で農道つくる
 農業経営の近代化をはかろうと、富士岡入町では延長1,950メートルの農道の舗装工事を行い、その開通式が2月1日、現地で行われました。
 この農道は、昨年富士岡花川戸町の、延長1,300メートルの舗装につぐもので、市が砂利、農協がミキサー車、地元がセメントと労力を提供してつくられたもので、地元では今後も農道の完全舗装を行っていきたいといっています。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・富士岡山間につくられた農道

○鵜無ケ淵の獅子舞い
 鵜無ケ淵神明宮に約350年の昔から伝えられている「神楽」を県無形文化財に指定してもらおうと市教育委員会ではこのほど県に申請しました。
 この神楽は、毎年7月18、19日の観音祭と10月17日のお日侍に行われるもので十二神楽と呼ばれ、“下がり葉”“幣の舞い”“狂いの舞い”剣の舞い“の四種があり、いずれもユーモアと素朴さにあふれています。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・神明宮お神楽の一コマ「剣の舞い」

おしらせ

◎中小企業経営者に朗報 小規模事業共済
 小規模経営者のための小規模事業共済制度がつくられました。
 制度のあらましは次の通りです。
▽特色は
(1)加入が簡単(2)安全で確実(3)事務費が国庫補助で賄われるので掛金が割安(4)所得控除が受けられる(5)加入期間が長ければ有利になる
▽加入資格は
常時使用する従業員が20人(サービス業5人)以下の小規模企業者、個人のばあいはその事業主、家族従業員だけでも加入できる
▽手続きは
代理店(金融機関、商工会議所)に掛金を添えて申し込む
▽掛金は
月額500円が1口で最高10口まで加入できる
▽契約の解除は
掛金払い込み日数が11ヶ月以下のばあいは支払らわれない

◎優良みかん園表彰
 岳南柑橘振興協議会(常盤鉄造会長)は、岳南一帯に栽培されている250ヘクタールの柑橘地の品評会をこのほど行い、つぎの園地を選び表彰しました。
◇若木の部
優等 清水寿郎(須津)
一等 渡辺 勝(今泉)
二等 渡辺政治(吉永)伊達貞次(須津)
三等 伊藤政男(島田)武内実(須津)山本勝(吉永)
◇成木の部
優等 川端 弘(吉永)
一等 後藤 真(須津)
二等 町田 理(岩松)半田好一(須津)
三等 小沢芳康(吉永)半田研吾(須津)影山初男(岩松)

◎青少年の実態調査
 市教育委員会と連合青年団(塩谷進団長)は青年団の組織充実、体質改善、青少年グループの組織づくりに役立てるために、1月下旬から5,000人を対象に“青少年実態調査=15歳〜25歳”を行っています。
 アンケートは、勤め先収入、青年団に望むものなど16項目。用紙は嘱託員を通じて配布されていますので、対象者は必要事項を記入し、近くの青年団役員、青年団事務局(教委会内)支所へ提出してくだい。

◎米の品目と値段かわる
 昭和41年1月1日から配給米の種類と価格が次のように変わりました。(価格は10キログラム当たり)
▽上米 1,215円 国内産の水稲うるち一〜三等米、いままでの特せん米と普通米の中間くらい
▽並米 1,175円 国内産の水稲うるち四〜五等米に輸入米を加えたもの
▽徳用米 970円 国内産の陸稲うるち一〜五等米に輸入米を加えたもの
▽外米 800円 
▽水稲もち米 1,450円
▽陸稲もち米 1,370円

◎北山・芝川 ダイヤル通話に
 上井出、北山、上野、芝川が1月30日からダイヤル市外通話になりました。
 市外局番は上井出054401、北山054403、上野054404、芝川054405です。

◎伝法郵便局新築
 伝法郵便局(上中町)は2月14日から、現在の局舎隣りに新築した、局舎で業務を行います。

◎議事録 1月
◇経済委員会協議会(13日)「農政業務の説明と報告」ほか1件協議
◇厚生委員会協議会(20日)「青少年野外訓練所の建設について」協議
◇建設委員会協議会(22日)「東名高速道路工事用道路建設について」協議
◇総務委員会協議会(24日)「東名高速道路工事用道路に係る協定の締結について」ほか2件協議

◎市民会館だより
◇春物呉服展示会 2月11、12日。9時・ゥら10時。第三集会室
◇労音2月定例会 2月13、14、15日。18時30分から。大ホール
◇市営住宅入居抽せん会 2月18日。9時から15時まで。第一集会室

◎保母さん募集 市立保育園
 吉原市では市立保育園の職員を募集します。
▽資格 保母資格があると認められるひとまたは昭和41年3月に高校、短大を卒業する見込みのひと
▽採用職種 保母、保母見習い
▽採用人員 保母は4名、保母見習い2名
▽申し込み期間 2月22日まで
▽申し込み先 市役所市長公室人事係(履歴書を提出)

◎富士本へ“水道”
 市では富士本三地区の天水を解消しようと、昨年1月から工費3,500万円をかけ上水道工事を行ってきましたが、その通水式が2月1日大淵第二小で行われました。この通水で市内は完全給水になったわけで、地元民は百年来の念願がかなえられたと、喜びを語っていました。
‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・通水に喜ぶ地元民と市長