広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和41年 1月1日発行 内容

国勢調査の結果を一望

急増する今泉地区の人口 年齢別ではハイテーンが

第10回中間国勢調査は、昨年10月1日現在でおこなわれましたが、その集計結果がこのほど担当の商工課から発表されました。
田子の浦港を中心として、一大工業都市化が進められているわたしたちの吉原市が、この5年間にどのように発展してきたか、国勢調査の結果をもとに、吉原市勢をながめてみましょう。

 吉原市の人口は、男4万5,349人、女4万4,857人計9万224人(世帯数は2万156)でした。
 過去10年間の国調をみてみますと、昭和30年は男3万7,495人、女3万8,227人計7万5,722人。昭和35年は男4万547人、女4万397人計8万944人となっています。昭和30年から35年の5年間に5,222人増加していますが、35年から40年の5年間には約2倍の9,280人増加しています。これは田子の浦港周辺に大企業が進出してきた結果と思われます。
 その結果吉原市は、県下19市のうち浜松、静岡、清水、沼津につぎ第5位にランクされたわけです。また周辺市町の富士宮市は8万693人、富士市は5万3,247人、鷹岡町は1万6,101人でした。
 1世帯当たりの、平均世帯員は4.4人で30年の5.5人、35年の4.5人に比べ年々少なくなってきています。これは新しく結婚した人が、別世帯をもつことが増えたことと、出生率が減っているのが原因となっています。なお世帯数には準世帯(下宿、寄宿舎、病院などに入っている単身者の世帯)が含まれています。住居の種類別では、持家が1万2,618世帯、借家が4,927世帯、給与住宅が1,874世帯、間借が323世帯、その他が314世帯となっています。
 地域別にみてみますと、今泉地区が1万9,465人(男9,818人、女9,674人)でもっとも多く、5年間に約5,000人も増えています。この地区が増えた原因は今泉北方の吉原団地の造成があげられます。つぎは伝法地区の1万6,951人(男8,268人、女8,583人)元吉原地区の1万551人(男5,211人、女5,340人)吉原地区の1,0493人(男5,471人、女5,022人)吉永地区の9,413人(男4,788人、女4,625人)原田地区の7,430人(男3,749人、女3,608人)大淵地区の6,7  年齢別人口では15歳から19歳までが1万282人でもっとも多く、つぎに20歳から24歳が8,658人、10歳から14歳が8,601人、25歳から29歳が8,398人となっています。また39歳までは男が多く、40歳以上は女が多くなっています。これは戦争の傷あとの現われと思われます。

‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・年齢階層別人口

製造業に1万7,731人 有職者は4万2,016人
 現在、市内に住んで職業についている人は4万2,016人います。
 職業別にみてみますと、製造業が1万7,731人ともっとも多く、全体の42パーセントをしめています。これは吉原市が工業都市として発展していることを示しています。内容をみてみますと、雇用されている人が1万5,994人、自営業主617人、自営業の手伝い511人、会社などの役員458人、内職151人となっています。
 つぎが卸小売業の6,501人で15パーセントをしめ、雇用されている人が、3,174人、自営業主が1,695人、自営業の手伝いが1,410人、会社などの役員が214人、内職が8人となっています。
 農業に従事している人は6,485人で、やはり全体の15パーセントをしめています。農業従事者はその性質上、自営業主(2,807人)と自営業の手伝い(3,580人)が98パーセントをしめています。
 サービス業は全体の11パーセントで、4,462人のひとが従事しています。自営業主は747人、雇用されている人が3,118人となっています。このサービス業には、旅館、修理業、教員、病院、団体などが含まれています。
 その他、建設業(2,759人)運輸業(2,264人)金融保険業(598人)電気ガス水道業(181人)の順になっています。
 市外に通学している人の総数は6,153人です。これを都市別にみてみますと、トップは富士市の2,634人で、通勤者が1,717人、通学者は917人です。
 沼津市には1,402人で、通勤者は816人、通学者586人となっています。つぎに富士宮市に470人(通勤249人、通学221人)三島461人(通勤85人、通学376人)静岡市302人(通勤175人、通学127人)以下鷹岡町、原町、清水町、県外、蒲原町、富士川町となっています。
 過去10年間の吉原市の市勢を、人口の動態を中心にみてきました。こんごわたしたちの吉原市は、工業地域として今泉、浮島地区に発展が予想され、田子浦港、東名高速道路が完成すればさらに大きな飛躍が期待されます。

‐ 図表あり ‐
(図表説明)・・・地域別人口表

くらしの便利帳 お正月メモ

◆障子の二重ばり
 子ども部屋の障子は破れやすいもの。両面をはりますと保温もかねて重宝です。内側に子どもの好きな絵をかくとか、動物や花模様の紙をはりますと夢もあり、楽しいものです。
◆畳のへこんだ跡の手当て
 机のあしや、たんすなど重いものを長くおいて移したあとの畳は、いつまでもへこんだ跡がついていて見苦しいものです。この場所へぬれた布をのせて、上から熱いアイロンをかけますと、畳がふくらみ、もとに戻ります。
◆マメ類を煮るとき
 アズキを煮るときは、ササの葉を入れると早く煮えます。ダイズは食用油を入れると早くやわらかく煮え、吹きこぼれません。黒マメは鉄類を入れて煮ると黒くつややかに仕上げることができます。
◆ななくさがゆ
 お正月料理やおもちで胃腸の負担が過重になりがちです。野菜がゆは胃腸に休養を与えるとともに冬に不足がちなビタミンCの補給もできます。七草がゆにこだわることはなく、適当な野菜や正月の残り物で、おじや風にして食べてもいいものです。
◆チーズの切り方
 薄刃の包丁をあたためて切ります。サンドウィッチなどのパンを薄く切りたいときや、ゆで卵を包丁で切るときは、薄刃の包丁をバターか油でよくふいてから切りますと、たいへん美しく切れるものです。
◆サカナを酒塩にする
 サカナを料理するとき、酒に塩を少し加えた汁に10分くらいつけてからにしますと、生臭くなくなり、味もよくいただけます。また少し鮮度の落ちたサカナをこの汁につけますとおいしくなります。
◆生ザカナの洗い方
 生ザカナは腹から腐敗しますから、早く腹をあけます。水に長くつけておくと脂肪がぬけ、また切り身にしてから洗うと、風味を失います。そこで丸のまま手早く洗うことですが、まずウロコをとり、エラ、腹を除いたらよく洗って血なまぐさみをとり、あとは一切水を用いないようにします。

広報係から

◇正月特集「66年の吉原市政に望む」「わたしが吉原市長になったら」などを企画するにあたり、関係みなさまのここころよい寄稿ありがとうございました。お蔭をもちまして、予定の日に発行することができました。
◇これを機会に、当紙に対するご意見、ご希望をどしどしお寄せください。当紙は全世帯配布で、毎月5日と20日に発行しています。当紙への連絡は(2)3111の内線50番です。(市長公室)

‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・泰平一家