広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和41年 1月1日発行 内容

'66年の吉原市政に望む

どうなった合併問題

小笠原 豊子
‐ 写真あり ‐
 話題の中心になっている合併問題について、つねづね考えさせられている一端を申しのべてみたいと思います。富士市と鷹岡町、そして吉原市の2市1町の合併の問題です。実際に合併するのかどうか私たちは関心をもっております。41年4月1日と話に聞きますけれど、いまもって、そのような気配がないのはどういうことでしょうか。私たちが一番心配になるのは合併したならば私はじめ友だち、職場はどのように変わるかと心配です。
 まず合併するにしても、上の方々たちだけが承知して、末端にある私たちの身の振り方を考慮して頂けるかが合併に対する関心です。またさらになぜ合併するかということが私たちにはわかりません。
 新聞などには「広域行政」とか「百万都市」とか書かれていますが、私たち女性がそれによって、さらに幸せがもたらされるかどうかもわかりません。また、合併を機会に吉原の市長さんが衆議院に出るということを耳にしましたが、それでは私たちの所は、ままっ子扱いされてしまうおそれがないとは云えません。合併しても吉原の市長さんが2市1町合併の初代市長になるならば安心もできますが、こういうことも私たち女性であり一家の主婦として、一番心配する「家庭生活」に及ぼす利害をはっきりと明示いたしてくださることを願わねばなりません。(東 大淵街道の舗装早く

松浦 義行
‐ 写真あり ‐
 私は大淵から市の中心部へ通勤している者ですが、道路の悪いことで毎日困らせております。天気が一週間も続くと大淵街道は黄色い砂ぼこりのトンネルで、職場につくときは着ている物もまつ毛も白くなってしまう程です。特に朝夕の自動車のはげしい時はひどいもので、小中学生などが手で口をおおいながら歩いているのを見るとき、町村合併促進法により昭和30年に合併された5つの村の各主要道路一本位は舗装にしてもらいたいと思うものです。面積から言ったら吉原市の中で42%の広さを持つ大淵地区が岳南工業地帯の今後の発展の後背地として重要  資本主義を建て前とする以上、私生活や私有地は個人の自由にまかせるとして、市政の対象となり財政支出の対象となるものは、道路と河川と学校の三つだと思います。それらの機能をフルに発揮させ、人々に地域社会生活に不満を持たさないことが地方政治の地道だと考えます。
 私共は自分の住んでいる地域のことを中心に市政を考えがちですが、市政担当者は各地域の住民の声を聞き、実態を把握しておいてからそれを重要な順に処理していき、市政に疑わくやあきらめを持たせないようにすることを望みます。(中野町1・中学教師)


小公園などの建設を

三枝 敏明
‐ 写真あり ‐
 麗峰富士を背に、前に駿河湾をひかえ、岳南工業地帯の中心地として、活発な躍動を続けているわが吉原市に、ことしも限りない発展をと、一市民として希望するものであります。
 4月を実現目標という2市1町合併問題、すでに始まっている東名高速道路工事、インターチェンジ、公害問題など、大きな仕事が蓄積しているようです。
 しかしながら、市民の生活の場として、だれもが感ずることと思うが、こせこせした狭い道を、無数の車に悩まされ、生命の危険を感じながら通らねばならない昨今子どもたちの憩いの場所(公園)こんご3、4年すれば当然起こってくるであろう街中の駐車場のこと公衆便所など、これらは都市計画に含まれているものもあるようだが、前者のような大問題に対し、小さな事はとかく疎んぜられ勝ちになるゆえ、一日も早く実現して欲しい。
 市民の文化程度は、車の数や、煙突の数や、会社の数では、推し測ることはできないと思う。経済的にも文化的にもちぐはぐでない、よい吉原市になるよう希望してやまない。(新追町・金融業)

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・逞しい生産の息吹きをあげ“工都の一大メッカ”へと躍進するわが市を、日食サイロから展望したもの