広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和40年 11月20日発行 内容

吉原市の商店街診断 組織的な経営活動を

副都心商店街も必要

 吉原市の商店街は、いままでとかく「サービスが悪い」「商品の配置や品ぞろえに研究不足」などの不評が聞かれていました。
 そこでこうした不評を一掃し、みなさんに愛される近代商店街造りをはかるため市商工課と商工会議所では、県中小企業指導所とタイアップして、4月から3ヶ月間、不燃化建築商店街に衣替えしつつある本町通りを中心に、東本通り、西本通り、和田町銀座通りの約350店の総合診断をおこないました。
 総合診断はまず予備調査として本町、和田町、東本通りなど5ヶ所の商店街配置図の作製、買物調査と通行量の調査、消費者の声を聞く会などがおこなわれ、7月5日から5日間本診断をおこない、次のような結論を出しています。
 商店街整備(商店街造成)と歩調をあわせ、経営活動の水準の向上をはかること、吉原市は岳南地区ではユニークは商店街を形造っているが、まだ中心商業地域になっているとはいえない。そこでこの有利な条件を十分発揮するため、経営活動水準のレベルアップを共同事業、個人経営を通じ組織的におこなわなければならない。それには本町一から4丁目=写真=までが一体となり、洗練された専門店と大型店との組合せによる商店街活動を考えていかなければならない。
 商業圏拡大にともない本町通り以外に副都心商店街を造ること‐吉原市は総合工都建設にともない、来客の範囲が、今後ますます増加すると思われるので、大和町、和田町などは本町通りと性格のちがう、庶民的な核(中心街)をつくり副都心的に発展していくことが必要である。
 長期対策として線状商店街から面状商店街への構造変化‐吉原市の商業ブロックは、街道筋に立地しているので、線状から面状に形を変えていかなければならない。特に本町通りはメーンストリートとショッピングストリートが一緒になっているので車輌の整理をはかっていかなければならない。そのためには、街路の整備、交通規制、駐車場の新設などの問題を解決していく必要がある
 吉原市商店街の多様化‐市全体からみて、レジャー的な資源施設が不足しているのが弱味になっている。特に本町通りは、レジャー的な施設、行事を考えなくてはならない。また水のみ場、休憩ベンチ、花壇、トイレなど、自店のことだけでなく共同の力をそそぐ必要がある。その場所としては商工会議所とその前の通りが最適と思われる。
 ターミナルの整備‐吉原市の中心街は、国鉄駅とはなれているので、バスターミナルや岳鉄吉原本町駅を中心とした東本通りの整備が必要である、これらのターミナルは、いずれも中心商店街に直結しているので、十分考えていかなければならない。
 吉原市の商業経営環境は明るい展望である‐吉原市の商業圏は、田子の浦港を中心とした地域産業の多角化、高度化にともない、今後ますます発展していく明るい見通しがもてる。

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“商業振興展”盛会に終わる

 商品総合見本市と銘うち“市民に新時代のトップ商品を知ってもらおう”市と商工会議所、商業会共催の「第6回吉原商業振興展」がことしも11月12日から3日間、市立体育館で開かれ、延べ1万5,000人が参加して盛会に終わりました。
 この商業振興展は毎年開かれているもので、消費者の利益向上と市内の商業振興がねらい。吉原市の商店街も都市計画事業の推進で、宿場町商業形態は次第に姿を消し、近代的なビルが立ち並び、経営も単独商法から共同商法に変わってきています。
 ことしの参加店は35店で、ガス器具、電気器具、寝具、食料品、事務用機器、宝石類など2,000数点が展示されました。とくに人気のまとは、3電気商店が出したカラーテレビで、相撲放送が始まると黒山の人という盛況ぶりでした
 ある主婦は「珍しいものおしえられるものばかりでたいへんためになったが、私たち中年女性の衣服類を紹介する商品をもうすこし展示してほしかった。

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(写真説明)・・・トップ商品がずらり、連日好評のうちに幕をとざした振興展

吉原の人口 9万224人 国勢調査結果を公表

県下第5位にランク

 吉原市の世帯は2万156人、人口は9万224人です‐。静岡県統計課は11月15日、10月1日現在で実施した第10回国勢調査の集計結果を発表しました。
 この公表によると、男4万5,349人、女4万4,875人、前回35年の調査時より9,280人ふえ、浜松、静岡、清水、沼津市につぐ県内第五位にランクされています。
 順調な伸び率をみせる吉原市の中にあって、特に増加が著しいのは、今泉地区の1万9,465人で、5年間に約5,000人、33%増となっています。この地区がふえた第一の要因は36年から今泉西北方に造成されている「吉原団地」の急増があげられます。
 つぎは伝法の1万6,951人、元吉原の1万551人、吉原の1万493人、以下吉永、原田、須津、大淵、浮島となっています。中でも浮島地区では、男1,041人、女1,040人と男女の差数が一人という珍しい結果が出ています
 また市商工課では県公表にともない、国勢調査人口懸賞クイズの審査を10月17日市議事堂で、青木助役、鈴木吉原警察署警務部長など関係者の立ち会いのもとで厳正に行われました。応募総数は415通ありましたが残念ながらズバリ賞の方はなく、正解に近接していた荻野博さん(瓜島)(9万243人)ら次の10人の方に賞金3,000円が市から贈られることになりました。芦沢寿夫(伝法町)加藤満(八王子町)荻野敬子(瓜島)山田正充(広見町)小林勝利(昭和通)高橋正行(和田一)芦沢正敏(依田橋)望月武治(上和田一)望月治代(和田町

こちらは市役所です(12)

◎課税課の巻
 課税課は通称「税務」ともいい、市民みなさんの尊い“税”いっさいを取り扱っています。
 税といえば、一番身近なものに市民税があります。この仕事はその名の通り、市民税係が担当し市内にある各家庭や工場の所得に応じて、住民税(県市民税)を決めています。
 固定資産税は、固定資産税第一係、固定資産税第二係、固定資産税第三係にわかれ、第一係が家屋、第三係が営業用機械、機具などの償却資産をそれぞれ調査して評価額をだし、これに基づいて税金を決めています。
 国民健康保険税、電気ガス税、木材引き取り税軽自動車税、たばこ消費税などを取り扱っているのが諸税係です。
 その他、事務関係の仕事をしている庶務係があります。

◎徴税課の巻
 徴税課は、渡辺忠夫課長以下17名です。
 徴税第一係では、市税の徴収を行っていますが、不慮の災害や事故病気などで納付できない方のために、徴収猶予も行っています。
 徴税第二係では、納税貯蓄組合の育成と指導を主な仕事としています。これは、税金を納期に楽に収めるための、準備預金です。
 庶務係では事務関係の仕事のほかに、みなさんの納められた市税を各台帳に整理し、納税証明の発行などを行っています。

◎会計課の巻
 会計課は、矢部寿一課長以下12名です。
 出納係では、農業協同組合や各金融機関から毎日くる、税金の報告を集計し、収入状況を記録して、市の資金状況を確認しています。
 用度係では、市役所内で使う物品の購買を行っています。また、机や椅子などの物品記録、管理もこの係で行っています。
 この他、事務関係の仕事をうけもつ庶務係があります。またこの係は指定金融機関との連絡場所でもあります。

市役所の事務一部かわる

 吉原行政組織規則の一部が、昭和40年11月10日に吉原市規則第15号をもってつぎのように改正されました。
○いままで土木課土木第二係が取り扱っていた農業土木事業に関する事務は、農政課に移し新たに「土地改良係」を設けてここで行う。
・土地改良係の仕事
(1)土地基盤整備事業(2)災害復旧工事(3)一般団体営土地改良事業(4)土地改良区(5)農業土木事業に関することなど
○土木課土木第一係を「土木係」に改めた。
○土木課土木第二係を「管理係」に改めた。この結果、いままでの車輌係はなくなった。

くらしの便利帳

◇コタツ掛けの毛布にくふう
 コタツのかけブトンのかわりに毛布を2枚合わせ、その間に毛布と同じ大きさに切ったビニールを入れ、四すみを縫います。下の毛布の含んでいる空気が動き流れるのを防ぎますから、保温効果もぐっと上がります。
◇洋服のすれをとる法
 ウーステッドやサージなどの背広は、着ているうちにすれて光ってきます。こんなときに温湯1リットルにアンモニア水を茶さじ2杯加え液にタオルを四つ折りにして浸し、光った部分にのせて上からアイロンを2、3回くりかえしかけるとよくとれます。
◇酒のおかんにウキの利用
 お酒にかんをするとき、お酒をあふれさせて困るときがあります。魚釣り用のウキをよく洗い、おかんびんにいれておくと、お酒を入れたとき、ウキが首を出しますから目安がついて便利です。酒席では、野趣があってなかなかよいものです。
◇カツオブシの削り方
 カツオブシのカメブシを削るとき、真ん中の骨のところがかたく、大きいまま残りがちです。
 始めから腹の方だけ先に削ってしまいます。するとちょうど木ブシの昔の方と同じ形に残りますから、小さくなるまで削ることができます。また、骨のところから身割れがして削りにくくなることがありますからやわらかい腹側から削ります。


“無線広報”のお知らせは毎日午前7時45分と午後4時45分。