広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和40年 1月1日発行 内容

巳年

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(写真説明)・・・市衛生課長西条弘氏指亳の“巳”

ことしは巳(み)年…昔から、ヘビほど多くの宗教と結びつけて考えられていた動物はほかにありません。その姿態、するどい臭覚などから賢い動物とされ、医術、魔術の象徴、あるいは家の守護神として敬われています。みなさんの回りにはヘビにまつわるどんな逸話があるでしょうか…。ともあれ、なんとなくそわしわとすごしてしまいがちな1月です。いますぐ1年のくらしのプランを立てて、今年も明るい、よりよい生活をきずいていきたいものです。

おとなへの門出祝う 15日市民会館大ホールで

 1月15日は「成人の日」。この日は、おとなになったことを自分の心にいいきかせるとともに、これからの日本をになって立ち、社会のため世界のために、つくそうとする青年を祝いはげまそうと設けられたものです。
 吉原市では、この意義ある佳き日を記念して、第17回目の「成人式」を市民会館で行います。
 今年満20才をむかえる成人男女は1,710人(男907人、女803人)で当日は午前9時から受け付けを始め、10時から式に入ります。そのあと教育評論家森信三先生の特別記念講演があり、成人者全員に成人手帳と絵ザラが贈られます
 出席できる方は、昭和19年4月2日から昭和20年4月1日までに生まれたひとで、該当する方には通知を郵送してありますが、通知のとどいていない方は福祉事務所へご連絡ください。また学生、あるいは他の市町村にいて、吉原市の式に出席を希望する方は福祉事務所にあらかじめ申し出てください。
 一方、成人式を前に市連合婦人会(今泉春枝会長)では、4年前からはじめた「ふだん着参加運動」をことしも成功させようと、成人者、その父兄に各種の会議、懇談会を通じ協力方を呼びかけています。昨年の成人式に「華美な服装」で参加された方々は全体の1割にも満たなかったといわれています。ともあり成人式を“ハタチ”を象徴する一つのファッションショーに終わらせないで“心の修練の場”にしてもらいたいものです。

結婚式料3,000円 4月から実施
市民会館使用料など改正さる 12月議会、21議案を可決

 吉原市議会12月定例議会は、12月17、18日の両日議事堂で開かれ、39年度一般(第3回)、特別会計の補正予算、40年4月から業務を開始する下水道条例、市民会館の使用料改正、消防団員の退職報償金の一部改正、田子の浦港魚市場組合規約など当局提出の21議案を原案どおり可決し、終わって同議会は、鈴木実議長の後任として勝又竹雄氏を第22代の議長の選出しました。なお杉山芳作副議長以下、特別、常任委員長は任期いっぱい留任ときまりました。
 一般会計の補正予算では農業構造改善事業に2,430万円、都市水利事業費(岳南排水路築造工事負担金)に1,930万円、商工業振興費(中小企業年末金融対策預託金)に700万円、橋梁新設改良費に750万円などが主なもので、6,763万円(累計15億723万円)が補正されました。
 市民会条例の一部改正は、さる34年の開館のときにきめた使用料では不合理が多く、そのため年間多額の赤字を出し、管理、運営がスムーズに処理できなくなってきているので、“時にあった使用料でよりよい市民サービス”と40年4月1日から全面的に使用料金を改正しようとするものです。
 大ホールのばあい入場料会費の類をとらないときは午・O2,000円を3,000円に、午後3,000円を4,500円に、夜間5,000円を7,500円に収益、営利を目的とするときは、午前1万円を1万3,000円に、午後1万5,000円を2万円に、夜間2万5,000円を3万5,000円に。第一集会室のばあい、入場料、会費をとらないときは、午前800円を1,500円に、午後1,000円を2,000円に、夜間1,800円を3,000円に改正し、土曜日の午後、日曜日、国民の祝日に使用されるばあいは使用料の2割増です  結婚式料も新郎、新婦のどちらかが市内居住者であるばあいは、いままでの1,000円を3,000円に。市民以外のときは挙式料の3割増となります。
※市民会館が定める使用時間はつぎのとおりです。

午前 午前9時〜正午
午後 午後1時〜5時
夜間 午後6時〜10時
午前、午後 午前9時〜午後5時
午後、夜間 午後1時〜午後10時
全日 午前9時〜午後10時

20歳の法律

 みなさんが満20才をむかえると、社会的にも法律的にもおとなとしてあつかわれ、法律上の自由を得ると同時に義務も生じます。そこでみなさんに関係のある法律をみてみましょう。
◇民法第3条「満20年を以って成人となす」第737条「未成年の子が婚姻をするには、父母の同意を得なければならない」
◇公職選挙法第9条の1「日本国民で年令満20年以上の者は、衆議院議員及び参議院議員の選挙権を有する」
その2「日本国民たる年令満20年以上の者で3箇月以来市町村の区域内に住所を有する者は、その属する地方公共団体の議会の議員および長の選挙権を有する」
◇未成年者飲酒禁止法第1条「満20年に至らざる者は酒類を飲用することを得ず」
◇未成年者飲酒喫煙法第1条「満20年に至らざる者は煙草を喫することを得ず」

5,000トン級も入港 築港進む田子の浦港

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(写真説明)・・・セメントを満載、中央ふ頭に接岸した扇祥丸

 岳南工業地帯の表玄関として、日々にそのよそおいを改める田子の浦港に、築港いらい初めての大型貨物船が入港しました。
 12月16日午前8時50分ころ入港したこの貨物船は、第一中央汽船所属の扇祥丸(4,260トン)で函館から運んできた、バラセメント4,000トンを荷揚げするため中央ふ頭に接岸しました。
 大型船入港の第一歩をしるした同船をお祝いしようと斉藤市長ら関係者は船長室にさっそく八木好春船長を訪れ、ねぎらいのことばや、花束を贈呈しました。
 八木船長は「立派な港ですね。あとは陸上施設と船員の娯楽施設が整備されれば、申しぶんないですネ…」と関係者の苦労をおせじとも思えない言葉でほめていました。
 また17日午前10時に第一清興丸(5,000トン)がバラセメント3,600トンを積んで入港し、今春には待望の一万トン級の入港が予定されるなど、田子の浦港は急ピッチで開発されています。

市民の居住動態調査はじまる

市では1月16日から20にまで市民の居住動態調査を行います。
調査期間中は、市男子職員(長査証携帯)が各家庭を訪問いたしますからご協力下さい。

でんぽうでんわ 守ってほしい エチケット

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(イラスト説明)・・・でんぽうでんわ

 「リーンリーン…」「ハイ○○ですが」「少々お待ちください」といったままだれもでてこない。このようなばあい直接自分がかけていないときが多いようですが、電話をうけたほうでは、どんな重要な用件かと、イライラして待っているのです。
 電話をかけるとき、相手がでたならば、まず自分の名前を告げるということはエチケット以前のことといわれていますが、意外に実行されていないようです。
 わたしたち日本人は、非常にていねいで、初対面の人に必ずといってよいほど名前を差し出しますが、こと電話にかぎっては、簡単なエチケットが守られていないようです。
 おたがいにもう一度反省して、相手に不愉快な感じを与えないように注意しましょう。

農業センサス 2月1日現在で

 昭和40年度中間農業センサス統計調査が2月1日現在で行われます。
 この調査は、5年に一度農業の実態を明らかにし、静岡県および吉原市の農業諸施策の基礎資料を得るために行われるものです。
 調査の対象は、5反歩以上の農家と1年間の農業生産販売額が3万円以上の農家で、農家調査、農業集落調査、大規模農家調査および団体経営体調査などの調査事項を吉原市の全農協の協力を得て行います。調査の内容をよく理解してご協力ください。

給与支払書の提出忘れずに

 昭和40年1月1日現在で給与(俸給、給料、歳費、年金、賞与など)の支払いをしている方は、昭和39年度中に支払った従業員の給与などについて記入・オた給与支払い報告書を1月30日までに従業員の住所地の市町村長に提出してください。なお、報告用紙は市役所課税課に用意してあります。

豚コレラの予防注射日変わる

 昭和39年12月30日、昭和40年1月6月の豚コレラの予防注射日は、1月13日に変更いたします。14日以後は毎水曜日に実施します。

家庭メモ

‐ イラストあり ‐

(衣)
1月は主婦にとってヤッカイな仕事のひとつであるお正月の晴れ着のあとしまつがあります。よごれやしみは、その種類をたしかめてから始めます。まず最初に、ぬるま湯をガーゼにふくませ、しみやよごれの上からたたくようにします。これを一度乾かしてから、しょうゆ、酒、お茶などは温水石けんで、おしろい、くつずみ、コーヒーなどはベンジンで、またえりあかはアルコール、果汁、汗などはアンモニア水、インクはしよう酸というふうに使いわけてしみやよごれを取りましょう。

(食
きびしい寒さも食事のとり方で防げるといわれます。野菜類の不足勝ちな時期で、ビタミンCのとり方が不十分になります。これが極端に不足すると壊血病にかかりますし、カゼをひきやすくなったりします。これを補うのには、ミカンと大根おろしがいちばんです。1日1個のミカンと1日1回の大根おろしはかかせない食品です。また寒いときはビタミンBの消費が多くなります。これを補うのには豆類をとることで、とくに落花生はその代表で、1日10つぶでよいといわれています。注意しなければならないことは、ふとり気味の人心臓の弱い人は、油類をと (住)
1月は年間を通じていちばん気温の低い季節です。なにをおいても暖かくくらす工夫をいたしましょう。しかし、家の中が暖かくなると越冬ハエがぬくぬくと冬をすごしています。これが夏になると数の知れないほどふえてしまいますから、天気の良い日に納屋や天井に殺虫剤をふきかけておきましょう。また空気が乾燥していますから、カマドの残り火たき火のあと始末には水をかける、煉炭の取り灰は金属製のバケツに入れる、石油コンロやストーブに油をそそぐときは必ず火を消してから。ガスストーブは寝るにまえに元センをしめるなど火事には十分きをつけ