広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和39年 9月20日発行 内容

がんばれ!!郷土の五輪選手
早川一枝さんら5人出場

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・声援の中をパレードする早川選手

 あと15日たらずとなったオリンピック東京大会。
 オリンピック代表選手を5人も出した“水上、陸上”のまち吉原市では、去る9月5日と14日の2回にわたり、市主催の5輪選手壮行会が盛大に行われました。
 まず5日は水泳競技に出場する日本の中、長距離陣のエース、市立商高2年生早川一枝選手の壮行会で、市民会館大ホールに同校の生徒をはじめ、一般市民約1,500人が集まり、斉藤市長、鈴木議長、渡辺教育長らが「郷土の代表として、くいのない戦績をおさめてください。健闘を祈ります」と激励し強化合宿で真っ黒に日やけした早川選手は「ご期待にそうようベストをつくします」とあいさつしました。
 一方陸上競技に出場する大昭和製紙の太田富夫(三段とび)飯島恵喜(400メートル障害)宮崎欣也(走高とび)鈴木章介(10種競技)の4選手の壮行会は14日市体育館で行われ、早川さん同様市民の声援をうけました。

「法の日」によせて 一市民生

 “法の日(10月1日)のテーマの中に「悪法であることを主張して暴力を正当化することは許されない…」という一筋がある。もっともなことである。ところが現実はどうであろうか。法にたてをついているかどか、むずかしい精神的な診断はさておき自由権利のはきちがいから、各個人の基本的人権を侵害している事例があまりにも多いのではなかろうか。
 民主主義の生命は、個人の自由にある。しかしその自由も他人の自由と共存するばあいだけ、存在価値を発揮できるもので、ひとりよがりの自由はしょせんありえないのである。そしてその自由の共存を保障するものが法というわけである。
 理屈はさておき現実をみてみよう。もっとも身近なものに交通問題がある「交通法規を守って正しく歩いていたのに…」悲惨な事故禍は増えるばかりで、法も何もあったものではない。勿論加害者の方にも言い分はあろう「気をつけても道路がせまい、法が矛盾している」しかしこれでは暴力を完全に肯定していることになり、法治国日本の信用はなくなるばかりだ。
 次に公害がある。ばい煙騒音、臭気、汚水等々公害と名のつくももは産業の発展とともに出てくるものだ。旧聞になるがこんな風評を耳にした「公害というが、うちの社のばい煙という確かな証拠があるのか、それとも名でもはいっているのかな」かけあっても全く話にならなかったというこれでは死を急がされているようなものだ。
私はあえていわざるをえまい。
 すべて人間は生まれながらにして、誰にも侵されない生命、自由、幸福を追求する権利をもち、それは法によって守られ、各自が守られなければならないことを‐(原田・28)

汲み取り料正しく 市が衛生社に要請

 さいきん、し尿の汲み取りについて各方面から苦情がだいぶあるようです。
 たとえば、“どうも汲み取り料金が高すぎる”“この前より量が少ないのに料金が前と同じだ”とか“きょうきた人はどうもおうへいだ”
 このような市民の苦情に対して市では現在し尿の汲み取りを委託している業者昭和衛生社(元吉原地区)と吉原衛生社(その他の地区)にそのようなことがないよう注意をうながしました。
 業者も直接市民のみなさんに接する従業員に、料金を明らかにし、市の委託業者としての言動とサービスを心掛け、つねに市民のための衛生社であるよう注意しています。
 そこでこの機会にみなさんに汲み取り料金はどうして決められるか知っていただきたい思っています。
 料金は市と業者との契約によって18リットル(石油缶1本分)25円となっています。量の多少はありますが1ヶ月に一人当たり大体50円くらいです。これによってあなたの家庭の1ヶ月の料金がいくらくらいになるか見当がつくと思います。
 毎月の汲み取り料金に大きな差があったり、家族の人数にくらべ料金が多すぎるなどとおいう不審の点がありましたら、遠慮なく市役所衛生課または直接衛生社へおたずねください。

福祉年金時効せまる 請求手続はいますぐに

 昭和36年、拠出制(かけ金をする)国民年金制度が発足し、国民のだれもが、いずれかの年金制度に加入でき、老後や不慮の事故にあった時など保障がされるようになりました。
 しかし、拠出制の国民年金に加入できない高令者やすでに母子世帯、身体障害者であったりして、生活に困っている人は、この保障からもれてしまいます。このため昭和34年11月1日、無拠出の福祉年金制度がもうけられました。
 現在、吉原市で福祉年金を受けている人は2,016人、支給年金額2,400万円に上っていますが、まだ年金を受ける権利がありながら請求していない方がいるようです。
 年金を受けるには市の保険課を通じて県に書類を提出し、裁定を受ける手続きが必要です。
 この裁定を請求できる期間は、年金受給権が発足してから5年間と決められています。
 今年の10月31日で、福祉年金制度が始まってちょうど満5年になります。
 昭和34年11月1日の制度ができた当時から次のような年金を受ける権利のある人は、至急市役所で請求手続きをすませてください。10月31日をすぎると年金を受けることができなくなります。
(1)70才以上であったひと
(2)眼がみえない、耳がきこえない、両手、両足首がないなど、誰かの世話にならなければ日常の生活ができないていどのひと
(3)母子世帯で、義務教育終了前の子どもや、(2)のような20才未満の子どもと生活しているひと

不用犬買います 28日原田、須津、元吉原支所で

衛生課ではいらなくなった犬を買いあげますので次の会場へおもちください。
▽買上げ日‐9月28日
▽会場‐元吉原支所(午前10時〜11時)須津支所(午後1時30分〜2時)
 原田支所(午後2時30分〜3時)
◎印かんと犬の手帳を持参してください。

電話移転の申込みお早く

‐ イラストあり ‐
(イラスト説明)・・・でんぽうでんわ

 「大工さんが今うちをこわし始めたからすぐきてくれ…」と電話の移転を急に申出る方があります。
 最近道路の拡張工事やビルの新築がさかんに行われていますので、電話の移転工事がこみ合っています。このため急な注文には応じられないことがあります。
といって、自分勝手に電話機や配線を動かすと故障の原因になり、電話がかかりにくくなったり、聞こえにくくなったり迷惑をかけることになります。このようなことがないように、電話の移転工事は早目に申し出てください。
 甲町から乙町への移転は10日くらいまえに、同じ敷地内の移転は5日くらいまえに申し出てください。
※お問い合わせは吉原電報電話局電話営業課加入係へ(電話(2)1234)。

人権相談開く

 静岡地方法務局吉原支局と吉原人権擁護委員協議会では無料人権相談を次によりおこないます。人権問題や一般法律問題でお困りの方はご利用ください。
▽とき=10月2日、午前10時から午後3時まで
▽ところ=市民会館

今月の納税

固定資産税 3期分
保険税 6期分
早めに納めるように

9月メモ

‐ イラストあり ‐

(衣)
かえり残暑も彼岸までといいます。もう夏着はさわやかにころもがえして、気分を一新させましょう。
夏物は念入りに洗い、クリーニングに出すものは出し、十分防湿、防虫に注意をしてしまいます。しみやよごれをそのままにしておくと、変色したり、虫にくわれたりして、来年着れなくなることがあります。
さて秋支度はいかがですか。変わりやすい秋の空に、すぐ役立つチョッキやカーディガン、こどものセーターなど、いそいで編みはじめましょう。

(食)
夏がれだった野菜類も、そろそろ出回っています。サトイモ、さつまいも、秋なすなどとくにサトイモはおいしく、ただゆでるか蒸すかして、ユズの皮をすりおろしたショウガじょうゆでたべると風味満点です。
日本はくだものの天国。ぶどうのデラウエア。なしの長十郎、早生のリンゴ、くり、かきなど・Aたくさんたべましょう。
お魚ではキスがおいしい。いきのいいのはオサシミにしてもよく、また酢で洗ってショウガのうす切りといっしょに酢みそあえにしてもおいしい。

(住)
農家では秋の収穫期をひかえて、台所の能率化を考えてみてください。まず台所の不用品を整理し、農繁期中必要な保存食や留守居のこどものおやつの入れ場所をきめ 清潔に整えておきましょう。土間に簡単なテーブル、イスなどをおいて、食堂風に工夫した農家も見受けます…忙しいときは手軽な改造はいかかでしょう。

成人学校みて歩き 精神的なゆとりを 男性も学ぶ茶道教室

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(写真説明)・・・お手前のほどは(婦人会館)

 この号では婦人会館の茶道教室をたずねてみることにしました。茶道教室は市民会館(煎茶)と婦人会館(抹茶)で毎週月曜日と木曜日に開かれています。講師は佐野先生と涌田先生で、生徒数は両教室で約120名、年令も18才から45才とはばひろく、出席率も平均75パーセントの好教室です。
 抹茶を教える桶田先生は「今の機械化時代には、落ち着いた時間をもっということが必要だと思うのですですからお茶をならうことによって人に対する感じをよくし、自然に静かなふんい気に入れるという、目のみえない精神的なものを身につけてほしいですね」といっています。生徒さんの一人27才の男性は「僕がお茶をはじめた動機というのは、何でも見てやろう、やってやろうという気持ちと日本人として伝統あるお茶の作法ぐらい知っていなければという気持ちからなんです。茶道というと何かふるいゆおに感じていたが、作法などが合理的にできている  なにはともあれ、今日では世界的に有名になった日本の茶道です。茶道という言葉の堅苦しさや作法にとらわれず、お茶を習ったので日常生活にうるおいがでてきたおいもんを身につけ、たとえわずかな時間でも静かな自分の生活というものを持つようにしたいものです。