広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和39年 8月5日発行 内容

引揚者はとどけよう 在外財産の実態調査

 外地で生活していたが、戦争のために生活権や私有財産がなくなってしまったというひとの補償問題を審議するため、社団法人“引揚者団体”全国連合会が主体となって「在外財産実態調査」をおこなうことになりました。
 該当者はつぎのとおりですから、もれなく調査票を提出してください。
◇昭和20年8月15日現在、外地で生活していて、同年同月以後に引揚げたひとです。(現地召集以外の軍人、軍属を除く)
◇昭和16年12月8日以後、戦争が原因で、あるいは命令によって引揚げたが昭和20年8月15日現在なお外地に住所があったひとです。
◇昭和20年8月15日現在、住所は内地にあったけれども、私有財産が外地にあったひとです。
※引揚者給付金など支給法(昭和22年)にもとづく引揚者給付金、遺族給付金の受給者はもちろん、在外生活6ヶ月未満、または所得税額高額のために給付金を受けられなかったひとでも該当します。

◎手続きは
◇外地での世帯代表者が全世帯を記入します。
◇引揚者団体から用紙を受けとったひとは、そのときに指定された日時、場所に印鑑持参で提出してください。
 なお用紙は8月5日頃までには該当者のお宅に配られます。用紙が届かないひとでも、該当すると思われる世帯主は、8月20日までに、引揚者団体吉原支部(市福祉事務所内)に申出てください。

“広報よしわら”調査のお願い

 広報よしわらは、この8月1日で発刊3年目をむかえました。係ではこれに因みただいま「広報紙は読まれているか」のアンケートを実施しています。
 みなさんのご理解とご協力をお願いします。(市長公室)

渡辺さん(原田)が列席 全国戦没者の追悼式

 8月15日は終戦日です。
この日には東京の靖国神社で、政府主催による全国戦没者追悼式がおこなわれます。
 戦後わが国が、平和と大きな経済発達をとげた陰には、大戦による多くの(約300万人)犠牲者がありました。これらの犠牲者に追悼の誠を捧げ、平和への思いを年ごとに新たにしようとの目的にもかねておこなわれるよう追悼式には、天皇皇后両陛下もご臨席して、正午を合図に黙とうをおこないます。みなさんも正午になったら黙とうをささげましょう。
 追悼式に参加する遺族代表は、各都市で1名とされ吉原市からは渡辺角太郎氏(原田町)が列席することになりました。

ハッスルする吉原応援団

 第35回全国都市対抗野球大会は、7月25日から10日間後楽園球場で開かれました。
 市民の期待をにない勇躍出場した、わが大昭和チームは、1回戦積水化学を1対0、2回戦電々近畿を2対1と破り、準々決勝に駒を進めたが強敵日本鋼管に7対0と敗れ惜涙をのみました。
 大昭和必勝を願い応援にかけつけた市民は3試合で2万を数え、初日の応援団コンクールには優秀賞をとるなど、富士を形どったそろいの帽子“オー大昭和”と元気いっぱいの声援は吉原っ子の意気をみせていた。

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・スタンド狭しと“吉原っ子”の心意気を発揮した応援団員

危ない!スズメ取り

 東京電力では、夏休みに多い子どもたちの電気事故を防ぐため、みなさんにつぎのよう協力をお願いしています。
 さいきん、スズメの巣をとろうとして電・撃ノのぼり感電し、大けがをした小学生がありました。感電事故などのため、悲しい夏休みにならないよう家庭では十分に気をつけなければなりません。
◇スズメの巣や、セミとりで電柱にのぼることはやめましょう。
◇電柱の支線などにぶらさがらないようにしましょう
◇切れている電線やたれさがった電線をみつけたら、すぐに東京電力に知らせましょう。
◇屋根のペンキぬりや、カワラの修理、テレビアンテナのとりつけなどのときは電線に十分注意しましょう。

夢の超特急 市内を走る

‐ 写真あり ‐
(写真説明)・・・12両編成で新大阪に向かう超特急

“夢の超特急”東海道新幹線は7月25日待望の全線が開通、東京駅‐新大阪駅間515キロ(停車駅12)で初の全線試運転が行われアイボリーホワイトとブルーのツートンカラーのスマートな列車がギラギラ照りかえる高架上をすべるように走った。
 国鉄関係者らをのせて、午前9時20分東京駅を発車した12両編成の第一号試運転車が午後零時15分吉原の地内に姿をみせると、ひとめみようと線路わきにかけよった市民の手からいっせいに拍手がおくられこの日のヒーロー超特急は“フォーン”と軽い警笛を鳴らして富士市に入っていった。
 新幹線はこれで名実ともに全戦が開通になったわけで、こんごは電気など整備状況を考えながら、徐々に試運転スピードをあげ、8月中旬ごろには、全区間を200キロで走るテストを実施し、さらに9月ごろからは東京、新大阪3時間の超高速テストを経て、10月1日の開通となる。

年金コーナー 保険料はどう使われるか

(問い)
私たちが、毎月かけている国民年金の保険料はどのようにつかわれているのですか。運用方法をおしえてください。大淵・主婦(42才)
(答え)
みなさんから毎月100円、150円と納めてもらっている国民年金の保険料は、しょうらいの年金支給のため、国が責任をもって保管しています。この積立金には国が負担する二分の一の国庫負担金もいっしょに積み立てているので、毎年の利子は巨額なものになります。これら集められた保険料と負担金は大蔵省資金運用部に預けられ、国の財政投資資金として運用されています。この場合その積立金が、大企業や軍需産業的なものにつかわれていないことを明らかにするために、資金運用部は融資別に使途別分類表を公表して、国民の眼にはっきりと運用方法が  国民年金の積立金のうち、25パーセントについては、ちょくせつ国民年金の被保険者の生活に密接した事業につかわれています。あとの75パーセントは市町村、年金福祉事業団をとおして住宅、医療施設、社会福祉、市民会館、体育館水道事業、清掃事業のためにつかわれます。
 このように国民年金保険料は、そのまま施設の整備にやくだち、しかもしょうらいの生活を保障する財源となっているのです。(保険課)

おしらせ

◎“不用犬”買います
 さいきん野犬や放し飼いの犬による被害が多くなっています。衛生課では、これをなくすため、いらなくなった犬を買い上げることにしました。犬を飼っているひとで、いらなくなった犬がありましたら、次の会場におもちください。
(1)生後90日以下の犬は1匹につき50円
(2)生後91日以上の犬は1匹につき100円
会場(8月27日のみ)
 吉永支所(午前10時〜10時30分) 伝法小学校(午前11時〜11時30分) 大淵支所(午後1時30分〜2時) 体育館(午後2時30分〜3時)
※犬の手帳(手帳のない人は、その犬にくわしい人)印かんを持参してください。

◎危険な石油類取扱い貯蔵には許可を
ガソリン、灯油などの油類が、お宅にありませんか。これらの油類は、火災などの事故を起しやすいきわめて危険なものです。
マッチやライターなどで油の入っている缶をのぞいたり、火を使っている近くでガソリンなどを注いだりすると、瞬間的に引火し、ヤケドをしたり、火事を起したりします。このような例が市内でもひじょうにたくさんあります。
このような事故を防ぐため、消防法において、これら油類は”危険物”としてある数量以上(ガソリンなど−100リットル、灯油など−500リットル、重油−2000リットル)の貯蔵には許可を受けなければなりませんし、許可されたところでなければ、取り扱い、貯蔵をしてはならないことが規制されています。また資格者(危険物取り扱い主任者)が立ち合わなければなりません。
これらの危険物の規制を無視し、取り扱い、貯蔵をすると法律によって罰せられますから、使用するときには充分に注意してください。

◎おかあさん教室を開く
静岡新聞社主催による”おかあさん教室”をつぎにより開設いたします。
健全な母子の衛生と妊婦の栄養を目的におこなわれるものですから、該当する妊婦の・lはもれなく受講しましょう。
日時 8月25日 午後1時
場所 市民会館第一集会室
該当者 妊娠5ヶ月〜7ヶ月位までの妊婦です。
内容
◇映画−妊婦と栄養、妊婦の生理と衛生、お産の経過と摂生、ある誕生。
◇講演−多々良満寿雄先生(富士中央病院院長)
◇質疑応答
※受講者全員に協賛商社から記念品、テキストが贈呈されます。

◎体験談を募集“わが家の家計簿”
限られた収入の中で、くらしをより豊かにし、将来の安定を心がけるには、日常の生活態度や消費内容を反省して、より合理的な生活の設計を工夫することが大切です。このため多くの人に家計簿をつけてもらい”豊かなくらし”にやくだてたいという目的で「わが家の家計簿」体験談をつぎにより募集いたします。
◇募集内容
(第一部)◇家計簿をつけて良かったこと苦心したこと、反省したこと(家計簿をつけているがまだ予算生活までにはいっていない人はこの部に応募する。ただし、さいきん1ヵ月分の家計簿記帳の内容のわかる表を添付してください。)
(第二部)◇予算のたて方と実行、消費内容の変化、物価の上昇などの影響と対策長期計画 ◇グループで研究しながら記帳しているときは、代表者が記帳活動の状況をまとめてください(家計簿で予算をたて、実行している人はこの部に応募する。ただし、3ヵ月以上の予算と実績のわかる表をつけてください。)
原稿 400字詰原稿用紙4枚以内
送り先 静岡県貯蓄推進委員会(静岡市呉服町1の3)およびNHK静岡放送局(静岡市西草深町154)
締切 昭和39年9月10日

◎母と子のよい歯コンクール
静岡県では昭和39年度の”母と子のよい歯のコンクール”をつぎによりおこないます。希望者は応募してください。
該当者−昭和34年1月1日から12月31日までに生れた幼児、およびその母親
応募期間−7月25日から8月15日まで
応募方法−近くの歯科医院または保健所に申し込んでください。

◎今月の納税
今月は県、市民税第二期と保険税第五期の納税月です。忘れないで、みんなそろって納税をすませましょう。

訂正

 7月20日号の広報よしわらで、掲載記事のうち一部誤りがありましたので訂正し、お詫びいたします。
 一面の“台風シーズン”の中の台風知識で、大きさ…気圧の単位はミリパールで、この数字が大きいほど風力は大きいのです。とあるのは、この数字が低いほど、の誤りです。