広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和39年 5月5日発行 内容

正しい運転・正しい歩行 春の交通安全運動始まる

 正しい運転、正しい歩行“高い交通道徳でオリンピックをかざろう”をスローガンに、ことしも5月11日から20日までの10日間にわたり春の交通安全運動が展開されます。
 この運動は、オリンピック東京大会を前にして、県民ひとりひとりが正しい交通のありかたと交通安全の思想を理解して交通秩序の確立をはかることを目的におこなわれるもので、重点目標としては運転四悪の追放‐飲酒運転をなくす、無理な追越しはしない、踏切りでは一時停止する、スピードを出しすぎない。安全三則の励行‐左右をよくみて横断をする、道路の端を一列に、道へとびださない
こどもや老人、身体障害者の安全確保につとめる。交通環境の整備をする。としています。これを積極的に推進するために学校、各種団体、地域、職域などをつうじて県民に交通安全教育の浸透をはかります。
 吉原市でもこれらをもとにして、つぎのものをおこないます。
1.運転四悪の追放と安全三測を励行するため、各業界においての安全運転誓いあい運動と、「一口呼びかけ交通安全運動」を展開します。
2.模範運転者の指定と安全運転モデル車ステッカーの貼付をおこないます。
3.あぶないことをしているこどもに声をかける運動を展開します。
4.道路を広くつかうための町内、組合での話し合い活動を実施します。
5.県民交通安全の日における「一日交通警察官」の行事をおこないます。
※なお、交通についての何でも相談ということで、交通法規、道路、法律の各相談部門についての「交通相談所」が5月18日沼津、清水、浜松の3市で開設されます。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・お巡りさんの指導で正しい歩行を訓練する小学生“交通安全教室で”

8月までは假算定 国民健康保険の税率

 吉原市の国民健康保険税率は4月1日から改正、実施されていますが、このほどみなさんに通知した第一期の保険税は、あくまでも昨年の年税額を基準にした“仮算定”によるものです。本決定税額は、固定資産税所得税などを調査した結果この9月から実施することになっています。
 受診率の向上によって、市が負担する医療費は年ごとにふえ、くわえて現在の財政事情では、どうしてもこれを緩和することはできず、やむなく税率の引き上げをおこない、おおくの人が安心して受診でけいるようにと改正したものです。
 改正になったものは(かっこないは現行の税額)
▽被保険者が一人の場合で所得割や資産額のないときは年税額が1,950円(1,410円)で540円の値あげ
▽被保険者が三人で所得割がなく、資産額が2,700円あるときは年税額が4,370円(3,160円)となり、1,210円あがります
▽被保険者が3人でも所得税が2,900円、資産額2,700円あるときは6,603円(5,103円)の年税額がかかり、1,500円が値上げされます。
 国民健康保険がはじめられたのは、昭和30年9月でした。このときは給付制度があって、入院しても給食や寝具は制限されていました。しかし、昭和36年4月には、この制度も廃止され昭和38年9月には地域差もなくなり、10月からあらたに世帯主の7割給付実施と被保険者の福利がおこなわれました。
こうしたことで、受診率は年ごとに向上して、昭和35年に222.8パーセントだったものが、2年後の昭和37年には286パーセントにもなり、この・ヤんでいくと今年度は320パーセントになるものと予想されています。
 受診率が向上したことは被保険者の保険をじゅうぶんに理解して、病気にたいする早期発見、早期治療をするようになったことによるものです。給付金についても昭和36年に5,700万円だったものが、昭和37年度には6,600万円と15.2パーセントもふえました。このようなけいこうからみて、昭和38年には給付内容の改善がおこなわれ、医療費の支払いは急激にふえて、引き上げ前(8月中)の支払い700万円にたいし、引き上げ後(10月)は900万円とおどろくべきのびをしめしています。このため、保険税の根本的改善をはかる必要に

増える食中毒‐だいどころ‐

 食中毒の原因の半数以上といわれる細菌類は、これから暖かくなると活発に動きはじめ、5月から6月の入梅にかけて絶頂にたっします。
 家庭での食中毒の一般的注意事項としては、(1)できるだけ熱を加えること(2)材料はよくぎんみする(3)食べものは土の上に直接おかない(4)調理する人が健康に注意する(5)ネズミの駆除をする(6)冷たい食べものとあたたかい食べものとはいっしょにしない(7)食べものを入れた容器にはかならずフタをすることなどです。
 この数年来、患者数がウナギのぼりにふえているのは、集団発生がおおいからです。共同で炊事をするときには十分に注意しましょう。

“子どもの日“

◇5月5日は「子どもの日」この日から全国いっせいに“児童福祉週間”がくりひろげられ、子どもたちの幸福と人権を守るための多彩な催しものが各地で行われる
◇吉原市では4日小学校単位(全児童数9,517人)に「子ども大会」を開き、市長のメッセージ、婦人会長、PTA会長、校長から「大きな希望をもち、世の中で役にたたれる立派なひとになって欲しい」とはげましのことばがこもごもあった。
◇また当日は、音楽会をはじめ、市から贈られた鯉のぼりあげ、もくせい、さくら、いちょうの記念植樹が行われ、風かおる端午の節句にふさわしい、よき一日であった。
◇きょうもま鯉、ひ鯉の兄妹は、広い運動場にはしゃぐ“現代っ子”をみおろし、5月の空をゆうゆうと泳ぎまわっている。ガラガラを矢車の音をたてながらー。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・5月の空を泳ぐ“鯉のぼり”をあおぎ、大はしゃぎするよい子=吉原小学校で=

交通事故の被害者は 保健課に届け出を

 「交通事故にあったときはかならず保健課へ」これは国民健康保険にはいっているひとが、不幸にして被害者となったばあいのことです。
 被害者は保険をつかい、医師の治療をうけることができます。ところがその治療費のうち国民健康保険者が負担した分については、直接かかったひとに請求し支払いしていただくことになっています。
 交通事故禍でもっともきをつけなければならないことは、必要とされている届け出もしないで、被害者と加害者が適当に示談を結ぶことで、ともすると“泣きつらにハチ”でケガはさせられ、そのうえ賠償金をとるどころか、治療費までもまるまる自分もちの悪事態もおこるということです。
 そこで保健課では、こうした間違いを出さないように、すぐ届け出をしてくれれば双方の相談に応じ、適格な事故処理を行い、安心した生活の裏付けをするというものです。

年金コーナー 老令年金を受けるには

 私はこの8月で満70才になりますが、老令年金をもらうには手続きはどうしたらよいでしょうか。また私の友人は75才になりますが、年金をもらえないといいますが、どんなきめがあるでしょうか。(大淵・老人クラブ会員)

 老令年金が支給されるのは、明治44年4月1日以前に生まれ、満70才になったひとです。ただしつぎのことに該当すると支給はされません。
1.本人の所得が前年に18万円以上あるとき
2.配偶者が所得税を納めているばあい
3.扶養義務者に前年65万円以上の所得があるばあい=この扶養義務者の所得制限は扶養家族数によってその状態ごとに算定される
4.ほかの制度から年金を2万4,000円以上支給されているばあい
5.戦争公務による遺族年金(公務扶助料)8万円以上支給されているばあい
老令年金額は…現在は年額1万3,200円です。しかし夫婦ともに支給されるばあいは、それぞれ3,000円さし引かれます。
老令年金の請求手続は…満70才になりますと、「老令年金の請求について」の通知書が届きますから「あなたの戸籍しょう本1通、あなたの戸籍とう本一通、印鑑」をもって年金課へ請求にきてください。
 このばあい、年金の支給停止される方にも、一応の通知をしますが、この方は届け出の必要はありません
 年金課では毎年5月に調査を行い確認しますが、現在支給停止されている方も、停止事・Rがなくなったときは請求することができますから、必ず届け出てください。(年金課)

おしらせ

◎納税は月末までに
5月は固定資産税第1期と保険税第2期の納税月です。月末までにはそろって納税をすませましょう。

◎痘そうの予防接種
該当者〜昭和38年9月1日から昭和39年2月29日までに生れた赤ちゃんです。
時間〜どの会場とも午後2時から3時まで
会場名(カッコないは検診日)
・5月18日(25日)〜東小学校、橘幼稚園
・5月19日(26日)〜吉永支所、原田支所
・5月20日(27日)〜元吉原幼稚園、鈴川公会堂
・5月21日(28日)〜大淵第一小学校、神戸小学校
・5月22日(29日)〜体育館、今泉小学校
・5月23日(30日)〜曙幼稚園、伝染病舎

◎警察官募集
静岡県の治安を守る”若い警察官”をつぎによって募集いたします。
1受験資格
 昭和13年4月2日から昭和20年4月1日(高校卒業は昭和21年4月1日)までに生まれた男子に限り高等学校卒業程度の学力を必要とします。
2給与
 警察学校卒業後の初任級は、給与暫定手当、時間外勤務手当で月額1万9,000円、短大卒は2万円、大学卒は2万2,000円となります。
3受付期間
 昭和39年5月16日まで  申し込み用紙は、吉原警察署で交付いたします。 ※くわしいことは警察署派出所、駐在所(電(2)2543番)へお問い合わせください。(吉原警察署)

◎赤十字の社員運動
 ことしも全国いっせいに”赤十字の全戸社員運動”がおこなわれています。
 この運動は、毎年5月中おこなわれるもので、赤十字の仕事を理解して、社員となっていただくか、あるいは事業資金の一部を寄付していただくもので、目標としては「戸ごとに一人は赤十字社員を…」としています。
 吉原市では婦人会が中心となりこの運動を展開しています。
 あつまったお金は
・火災や災害などの見舞品にあてられる
・不時の災害には救助隊をおくる
・修学旅行とか団体旅行のつきそい、海水浴場での救護にあてる
・身体障害者巡回診査にあてる
・集団検診、予防接種、集団聴力検査などにあてられます。

◎法律相談所開く
憲法週間にちなみ、地元弁護士会の協力を得て次のとおり「法律無料相談所」を開設します。法律問題について相談ごとをお持ちの方はお気軽にご利用下さい。
日時−5月21日午前10時〜午後3時
場所−静岡家庭裁判所吉原支部構内弁護士控室
相談内容−民事、刑事、家事、その他法律問題いっさい