広報よしわら 昭和41年12月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和39年 4月5日発行 内容

依然恐ろしい結核 19分に1人が死亡
レントゲンの定期検査を必ず実施

 結核による死亡が年々すくなくなっていることはみなさんも知っていることでしょう。このため私たちは、ともすると結核の恐ろしさを忘れがちとなっています。しかし、まだ全体の死亡率のうち4パーセントをしめ、年間には1万人のうち3人が結核のため死亡しているのです。ではどうすれば結核を未然に防げるか、また不幸にして患者となってしまったが医療費はどうなるのか、などについてみてみましょう。

 結核による死亡は1日に76人(19分に一人の割合)となり、また82秒に一人の新患者もでています。
 昔のように結核→死亡のおそれはなくなっているものの、いぜん恐ろしい病気であることにかわりありません。医学が進歩した現在では、ストマイ・パス・ヒドラジットなどの薬ができ病気のおもい人でもこれらの薬をいろいろ組み合わせて治療すればほとんどの人が完全によくなります。
 不幸にして結核にかかってしまった人にも結核予防法(昭和26年に施行)こういう法律があって、医療費の半額公費負担が定められ、(1)健保共済の被扶養者の場合は無料、(2)国保の世帯主であるときは15パーセント、(3)国保の世帯主以外のときは25パーセント、(4)全くの自費のときは50パーセントの医療費を支払えばよいとされています。また病状によって入院をすすめられたのが経済的にそれが不可能なときには命令入所という制度があり、全額無料ですむというように万全の対策がたてられています。  それでは、どうすれば結核から自分を守ることができるかみてみましょう。
 昔から結核といえばセキやタンがでるとか、寝汗や熱が長くつづく、血をはくなどの病気とだれでも考えていました。しかし、これはレントゲン検査やタンの検査があまり発達していなかったころのことで、そんな状態になったときには、結核はすすみ、治りにくくなっているのです。
 ちかごろでは、レントゲン検査などでごく初期のうちにわかるようになりました。ところが、おどろいたことにこのうちの7〜8割は全く自覚症状がないということです。自分では何ともないと思っている人でも健康診断をうけなければほんとうに健康なのかわかりません。このため市では年一度は各地区を巡回して結核健康診断をおこない、100パーセントの検診を呼びかけています。これは、検診をした70パーセントから発見される患者よりも検診しない30パーセントから発見される患者のほうがずっと多いからです。
 ここで、吉原保健所管内における登録患者の現状をみてみると、登録患者の現状をみてみると、登録患者数は2,135人で、人口千人に対し14.9人の割合です。このうち活動性感染患者は299名で、一般入院が32.1パーセント、命令入院が15.7パーセント、在宅医療が41パーセントとなり放置患者は11パーセントにもなっています。年令別にみると、20才〜29才が397名、30才〜39才が463名、40才〜49才が348名となっています。結核を撲滅させるためには健康診断がなによりの対策です。レントゲン検査をわすれること

18リットル25円 し尿くみとり料が改正

 吉原市の「し尿くみとり料金」が4月1日から18リットル(一斗)25円に改められ実施されています
 この改正は、従来富士地区間で一番安かったくみとり料をとかく値上がりムードに・る他の手数料とのバランスも考え市と業者が相談のうえ、27リットル(一斗5升)あたり25円を是正したものです。
 また環境衛生課ではこれを機会に、過去とかくあった市民と業社間の量、料金の問題をなくし、適切な監督でよりよい市民サービスの向上につとめるために、各家庭の便槽調べを調査表によって行いますからみなさんのご協力をお願いします。
※くわしくは環境衛生課へお問い合わせください。

課税台帳の縦覧

 固定資産課税台帳の縦覧がつきのとおりおこなわれています。
期間−4月20日まで
場所−市役所課税課
時間−午前8時15分〜午後4時45分まで(土、日曜日も平日どおり)

おねだん“1回10円”日に5回運転の循環バス

 どこまでのっても1回10円、これが4月1日から運転されている市内中央循環線バスの料金です。
 市の発展、人口の増加で従来のバス路線ではとうてい市民の交通便をはかることができない…と富士急行が運転を開始したもので運行区域は市駅を始発、終着駅として体育館前‐本町通りを経て吉高入口から寺市場にぬけ今泉‐新橋をとおり荒田島‐市駅の約7キロメートルで左右廻りとも1日5回運転されています。

‐地図あり ‐
( 地図説明)・・・中央循環バスの路線

犬の登録・予防注射はじまる

‐ イラストあり ‐

◇料金 登録料 300円 注射料 150円
◇日程‐(  )内は時間
4月11日(9‐11)東小学校・13日(9‐15)鈴川公会堂・14日(9‐12)神戸小学校・14日(13‐15)吉永第二小学校・15日(9‐15)須津支所・16日(9‐15)吉永支所・17日(9‐15)原田支所・18日(9‐12)田中公会堂・20日(9‐15)今泉小学校・21日(9‐12)八王子集会所・21日(13‐15)三倉作業所・22日(9‐15)大淵支所・23日(9‐15)伝法小学校・24日(9‐15)市役所前・25日(9‐12)市役所前(保健課)

年金コーナー

通算年金制度とは

・さいきんよく通算年金とか「じゅずつなぎ」方式ということばをききますが、どんな制度かおしえてください。
・年金制度は加入するひとによっていくつもわかれています。そしてどの制度も20年から25年という長い間かけ金をしなければ年金は受けられないのです。
 そのため加入者の職業がかわり、いくつもの年金を移りかわったひとは、どの制度の年金もつかないことがあります。
 そこで、いくつかの制度をうつったひとにも、それぞれの加入期間を通算してある年数になれば、年金がうけられるようにしたのが「通算年金制度」です。通算のしくみは、日本にあるすべての公的年金制度とよばれる(1)国民年金、(2)厚生年金保険、(3)船員保険、(4)国家公務員共済組合、(5)地方公務員共済組合、(6)私立学校教職員共済組合、(7)公共企業体職員等共済組合、(8)農林漁業団体職員共済組合に通じるもので、このしくみにふくまれるのは全国民です。したがって、いままで考えられていた複雑な方式ではなくまったくち  みなさんが年金について聞きたいこと知っておきたいことがありましたら、どしどしお寄せください。なおその際は必ず、住所、職業年令、氏名をはっきり書いてください。

ビニール・ハウスお目見え 元吉原の園芸農家

 東海道筋に名物「東田子の浦菊」として知られ旅行くひとの目を楽しませてくれる元吉原地区の菊づくり農家が、この園芸を中心に多角的な近代農業の形態へといま大きく生まれかわろうとしています。
 促成きゅうりの産地としてフレーム栽培で40年の実績を誇るこの地が昨年農業近代化資金の融資をうけて、東海道本線の両側の地へ延8,000平方メートル(約2,700坪)に新しい施設園芸へビニールハウス、ガラス温室)を建築菊花をはじめ、アイリスなのど花き、果菜類の集団栽培にふみきったのは、田子の浦港の築港など工業特別地域の名で、明日の工都へ大きな開発が約束づけられている吉原市のなかで、昔ながらの農業経営の“カラ”を破り、限られた土地をより能率的に活用し、合理的な農家づくりをおこなうためのものです。

( 写真説明)・・・完成がまたれるビニールハウス

ただいま春の防疫中 “ゴミ”は必ずビニール袋へ

 小児マヒや赤痢などの伝染病菌をもちはこぶハエやゴキブリを全滅するため、環境衛生課では3月24日から全市内にわたり春の防疫をおこなっています。
 ハエにはイエバエ、ヒメイエバエ、ニクバエ、エンバエなどの種類があり、ほとんどがゴミ類を発生源としています。ハエは台所からでたゴミに好んで卵を生みつけます。ゴミ箱は温度湿度とも適正で飼料もたっぷりとあり、卵‐ウジ‐ササギ化という成長過程をとるハエにとってぜっこうの飼育箱になってしまいます。
 この防止対策として考えられることはハエがゴミ箱に卵を生みつけることができないよう、台所からでたゴミはかならずビニール袋にいれてすてるということです。おそろしい伝染病菌をもちはこぶハエやゴキブリもこれで発生を防ぐことができるのです。みなさんの協力をお願いしたいものです。

市役所の執務変更 午前8時15分始め

4月1日から市役所の執務時間がつぎのように変更になりました。
午前8時15分から午後4時45分まで
なお、土曜日は従前どおり正午までです。

おしらせ

◇納税通知書 発送方法変わる
 納税通知書は、従来、各納期ごとに送っていましたが、自主納税の推進、事務合理化などをはかるため、今年度分から、固定資産税、県、市民税は1期から4期までの4回分を、また第1期分の保険税については、1期から5期、6期から10期までのものを発送することになりました。

◇軽自動車税と保険税
 4月は軽自動車税全期分と保険税第1期分の納税月です。月末までにはそろって納税をすませましょう。

◇体育館と野球場 申請は教育委員会へ
 事務の合理化をはかるため、4月1日からいままで総務課であつかっていた体育館、野球場の使用申し込みおよび許可事務は、教育委員会でおこなっています。

◇20万円寄付 塩谷景彦氏
 塩谷景彦さん(日吉町1丁目)は去る3月2日亡父二氏の遺志として20万円を市立図書館の書籍購入資金として寄付されました。

◇貸付地の名義変更
内山、須津および4区の貸付地の名義変更は4月30日まで受付を休みます。

◇自衛隊員募集
◎応募資格−入隊する月の1日現在18才以上、25才未満の日本国籍の男子であること。学歴は問いません。
◎志願手続−市役所市民課から志願票を受けとり、必要事項を記入のうえ、市民課または自衛隊地方連絡部にとどけてください。
◎試験−(1)試験場および期日は各都道府県ごとに定められますから、志願票に希望される試験場名を書いてください(2)受験日については、本人あてに通知されます。(3)試験科目は簡単な「学科試験」「口述試験」「身体検査」(4)身体合格基準身長−155センチ以上 胸囲、体重−身長に相応するもの。視力−裸眼視力0.6以上または0.1以上で矯正視力が0.8以上であること。
◎身分−自衛官は特別職の国家公務員として身分が保証されています。
◎給与−初任給11,400円で、ボーナスは年3回で、その他諸手当、退職手当(2年満期の場合4万〜6万)の支給をうけられ、また扶養家族の傷病などについて給付が受けられます。
◎衣食住−(1)制服、作業衣下着などは無料で貸与されますから私服の必要はありません。(2)食事は無料で支給されます。(3)健康管理には、隊内の医務室や自衛隊病院、隊外の一般病院利用など万全が期されています。