広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和38年 3月1日発行 内容

春の訪ずれ

‐ 写真あり ‐
やわらかな日ざしが可憐なつぼみを包む…
そっとほほえんだ桜はまぶしそう そしてうれしそう
冷たい風にも負けずじっと待っていたこの春の訪れを…

春休みに多い子供の非行 温かくいたわりながら指導
学校・家庭・地域社会が協力して

 児童にとって一番大切な三学期もあますところ20日たらず、すぐに“春休み“がやってきます。”すぐに春休み”がやってきます、ところがこの休暇期間が生徒指導上の問題となります。
 学校の宿題からも解放、気候もよく、子どもたちもついはめをはずしがちになり、とくに最終学年にある子供には、進学や就職の問題がからみ、当人はもちろん、親としても非常に不安なことでしようが、子どもの立場をよく理解して、相談にものり、進学にも就職にも親の虚栄心から無理な要求はせず、温かくいたわりながら指導するように心がけたいものです。
そこで3月末の休暇に対する対策としてこんなことを実行してみたらどうでしょう。

◎小学校生徒
 進学についての問題はありませんが、一年間をふりかえ、そのとりまとめや整理をする。中、高校生徒ちちがい、自主性の乏しい段階だけに、はっきりした目標をもちません。この期間を利用して勉強や生活の面でどんなところに努力点をおいたらよいのか子どもと話し合い、能力に応じた目標に向かい絶えず努力するよう励ますことが大切です。

◎中学校生徒
 心身の発達がめざましく、しかもそのバランスがとれないという動揺の激しい、問題の多い時期です。
 1、2年生には不得意な教科の学習に一段と努力するよう自覚させ、3年生では、進学や就職の志望者が不安と受験勉強とで過労しやすく、反抗的にもなります。親もよく気をつけ、いらいらしておこったり、過重な期待や負担をかけないよう注意したいものです。

◎高等学校生徒
 年令的にも理性や自制力がかなりつき、家庭でもこの点を助長して、自律性を高めていくようにするとともに、身体的にも大人並みで、家庭を離れ仲間同志で行動することが多くなりますが、つねに動静を見守り、話し合いつつ助言することを忘れてはなりません。
 いずれにしても学校から一時解放され、気分的にもゆるみがちになります。誤ちのないよう家庭、学校、地域社会が協力して事故から子どもたちを守りたいものです。

健全育成は家庭から

 吉原市教育委員会、子供世話人連合会では、教化連盟、婦人会の協賛を得て“青少年の健全育成をはかるには家庭が明るくなければならず、明るい家庭は親と子がしっかり結びつき楽しい語らい、揃った食前、分に応じた仕事の分担など家族で築くもの”との主旨にもとづき「親子で築く明るい家庭運動」を展開しています。次にあげるこの運動の10ヶ条を皆で実際に行ってみましょう。

10ヶ条
 (1)朝の“おはよう”楽しい家庭
 (2)呼ばれた返事は明るい声で
 (3)分に応じて仕事の分担
 (4)ほめるは分かってわからぬように
 (5)語ろう夕食、今日の一日
 (6)一緒に学習、揃って前進
 (7)今夜も親子で楽しい集い
 (8)叱る時には子供の立場を考えて
 (9)親子揃ってレクリエーション
 (10)物をよく考えて

心配される中学生
 最近、新・キ紙上やテレビにより“中学生の心配すべき事件”が数多く報道されています。
 市内においても30件近くがすでに発生、市青少年保護育成連絡会(社会課内)や関係者も頭を痛め“集団事件の発生及び学年末の事故防止”として次のようなことに注意、協力してくださいと市民によびかけています。
◇学校と家庭、地域活動のつながりを充分にもたせる。
◇問題が起こったときには、そのつど問題を探求して、ハッキリした処置をとる。
◇子供が親の買って与えないものを持っていた時には充分に気をつける。
◇親として子供の毎日の行動をよく知っておく。
◇市社会課内の少年相談所を積極的に活用する。

建設機械の総合施設 吉原大淵地内に設置決定<

 吉原市に全国はじめての「建設機械」の総合試験所が設置されることになりました。場所は大淵地区の片倉、穴ケ原の中間部の一万坪で、1月下旬の土地所有者との売買契約の成立に伴って、目下農地転用関係の手続きが行われており、着手は4月下旬頃、業務開始は現在のところ今秋頃とみられています。
 この建設機械性能試験所は、建設省、通産省の肝入りで、日本建設機械化協会(社団法人)によって行われるもので、昨年11月中旬、建設省を通じ、市長あてにその敷地斡旋の申し入れがあり、土地所有者30余名との間に積極的にその話し合いが進められ、去る1月25日、正式契約の成立をみました。
 施設費2億7,000万円のこの試験所は、国土開発計画に伴って、現在ブームをかもしているといわれる機械化建設事業に関連するあらゆる建設機械(ブルトーザー、ダンプカー等)の性能テストを、機械製造業者の自主連合団体である日本建設機械化協会が行い、機能性能の改良、向上とともにその使用効率の増大をはかろうとするもので、これは今後の日本機械工業の発展を促す基礎原動力となる施設だけに各方面の注目を集めています。
 この施設誘致の決定をきっかけに今後この種、関係工業の吉原進出が田子の浦港の関門や高速道路インターチェンジの要点などという好条件を背景に当然予想され、従ってこの施設誘致の成功には大きな期待がかけられています。それにつけても吉原市の発展大淵地域の開発のために、あえて父祖伝来の土地をこころよく提供した土地所有者の犠牲的協力ぶりには、建設、通産両省および協会側も深い敬意を表しています。

4月に選挙 2つ

‐ イラストあり ‐
( イラスト説明)・・・じゃまだてしてもノシあげるぞ 宍戸友行

 激しかった県知事選挙(1月27日)市長選挙(2月8日)も終わり一息いれたところで、4月に二つの選挙がやってきます。
 両選挙によって築きあげた公明選挙をさらに盛りあげましょう。
◇県議会議員選挙 4月17日
◇市議会議員選挙 4月30日

3月は吉原地区 みんなで受けましょう 結核健康診断

 3月6日からは吉原地区の皆さんを対象にレントゲン車が巡回して、間接撮影、ツベルクリン注射をおこないます。該当者はもれなく接種してください。
 カッコ内はツベルクリン、BCGの接種日で時間はどの会場とも2時‐3時まで
◇3月6日(8日)
 住吉・大和・西本通・幸町=県税事務所前(10時‐3時)
◇3月7日(9日)
 日吉町1・2・3・昭和通り=曙幼稚園(10時‐3時)
◇3月8日(10日)
 宮町・本町1=市役所前(10時‐12時)
◇3月8日(10日)
 =市役所前 本町2・3・4=商工会議所前(1時‐3時)
◇3月11日(13時)
 石坂=石坂作業所(10時−3時)
◇3月12日(14日)
 依田原1・2・3・春日町=依田原春日寮(10時‐3時)
◇3月13日(15日)
 東本通1・2・3=吉原保健所(10時‐3時)
◇3月14日
 伝法地区未受診者=伝染病舎(10時‐3時)

10月下旬すべて自動式に あなたの電話番号も変わる?

‐ イラストあり ‐
( イラスト説明)・・・でんぽうでんわ

 吉原電報電話局ではかねてより懸案だった市内の電話を10月からすべて自動電話に切り替えることにしました。そこで直接市民のみなさんに関係の深い自動電話の知識をお知らせします。

◇自動電話と電話番号
 市内の自動電話交換機は最新式の複雑なもので、電話番号をつけるにしても、みなさんのご希望にそえない場合が出てきます。
 これにつき係では「長い間、かわいがっていただいた電話番号は、みなさまにとって大切なものであることは十分承知しております。厳正公正に作業を進めできるだけ現在の電話番号に似たものをつけるよう努力しますが、何分にも機械の性能という制約がありますので、相当多数のかたは全く異なった電話番号をつけさせていただくことになります。したがって電話番号に対するご注文はどなたの場合もお聞きすることはできませんから信頼しておまかせください」といっています。
 電話番号は市内局番と合わせ次のような5数字(5ケタ)になります。
▽吉原・今泉・伝法・原田地区
 吉原2局○○○○番
▽元吉原地区
 吉原3局○○○○番
▽吉永・須津・浮島地区
 吉原4局○○○○番
▽大淵地区
 吉原5局○○○○番

◇2本以上おもちの方は代表扱いに
 同じ所に電話を2本以上置くときは代表扱にすると便利です。
 代表番号のダイヤルを回しますと空いている電話に自動的につながるようになります。ご希望のかたは電話1241番(電話局加入係)へ早く申出てください。

◇自動料金箱にご注意
 お客様や近所の人に電話を貸したとき、料金をもらいそこなう心配は電話局のピンク電話が解決してくれます。
 このピンク電話は、10円玉を入れないと市内はかけられません。また市外は10円玉を入れてもかかりません。このピンク電話の料金は、
 取付費=1万円の債権を買えば黒電話はピンク電話に取り替えられます。
 使用料=毎月200円多くはらいます。
 度数料=1ヶ月300度までは1回7円(10円‐3円)
 300度以上は1回8円(10円‐2円)
 カッコ内の3円と2円は電話局が支払う手数料です。

 なお自動式電話機を取りつけるころになりますと、電話局に関係のない業者がいろいろな機械を売り込みにきますから注意してください。
また飲食店、バーなど、電話を貸し出すことの多い商売の方も一度電話局に相談してみましょう。

市民の動き(昭和38年1月31日現在)

男 4万2,081人
女 4万1,694人
計 8万3,775人
世帯数 1万7,442世帯