広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和37年 10月1日発行 内容

愛のまごころを結ぼう 婦人会・学生は街頭で
“赤い羽根”共同募金はじまる

 「赤い羽根」で親しまれみなさんに育てられている“国民たすけあい共同募金運動”がことしも10月1日から12月31日まで全国いっせいに展開されることになりました。
 共同募金運動は「世の中から不幸をなくし、みんながしあわせになるように・・・」の切実な願いをこめて毎年行われるものです。
 みなさんから寄せられた愛の募金は、身体障害者の更生医療、職業補導に、生活をたてなおす人のために、暮らしの苦しい人の医療費に、災害を受けた人々など社会事業の育成発展のために使われています。そのほか募金は、めぐまれない家庭の子ども、おとしよりの生活をみている民間の福祉施設(例えば芙蓉会“駿河台)や、次代を荷負う児童を健全に育てようと子どもの遊び場にもあたえているなど、明るい生活を築くための大きな原動力となっています。
 ことしも吉原市共同募金委員会(委員長 小沢鼎さん)では280万円を目標額に市民みなさん、関係機関のご理解ご協力をいただき積極的に募金活動を実施します。
なお募金方法はつぎによって行います。
◇街頭募金
婦人会、ボーイスカウト、学生の奉仕で行います。
◇町内募金
嘱託員(町内会長)さんにお願いして、町内単位に行います。
◇特志募金
民生委員が主体となって町内嘱託員の協力を得て、地区内の有志(篤志家)、法人(小口)を対象に行います。
◇法人(大口)募金
共同募金委員会委員が中心になって行います。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・募金箱の準備にいそがしい職員

社会福祉写真コンクール

 「赤い羽根」共同募金を展開するに当たって中央共同募金会、全国社会福祉協議会などでは厚生省、全日本写真連盟の後援を得て、“社会福祉写真コンクール”を次の募集要領によって実施することになりましたので、みなさんも「活きている赤い羽根」をテーマとする作品をたくさん応募してください。
◇題材 ・赤い羽根募金活動を対象としたもの(例えば街頭、職場、学校その他地域の募金風景など)
・一般地域住民の福祉活動を対象としたもの(例えば児童遊園、子ども会、老人クラブ、季節保育その他の保健福祉活動など)
・社会福祉事業施設を対象としたもの(例えば赤い羽根の配分を受けている児童施設、老人施設、母子寮、保育所、医療施設など)
◇大きさ
白黒の四ツ切またはキャビネ版
◇締切り
昭和37年10月20日(当日消印有効)
昭和37年11月上旬
朝日新聞紙上、NHKラジオテレビに発表します。なお本人には直接通知します。
◇賞
・推せん1点 厚生大臣賞(賞状カップ、副賞)
日本写真連盟賞(タテ)
・特選4点 朝日新聞、NHK厚生文化事業団賞、中央共同募金会会長賞、全国社会福祉協議会会長賞(賞状、カップ、副賞)
・入選15点 賞状とカップ
◇応募方法
(1)写真の裏面に住所、氏名、年令、職業または学校名、ならびに詳細なデータを明記してください。
(2)応募作品は未発表のもので、枚数に制限ありません。(但し組写真は1組5枚以内)なお作品はすべて返却しません
(3)原板はご通知次第お送り頂き版権は中央共同募金会に帰属します。
(4)撮影取材については、市福祉
◇送り先
中央共同募金「社会福祉写真コンクール」宛 東京都千代田区3年町1

1,500年前の古墳発掘 浮島薬師堂裏で

 市内浮島町1丁目、薬師堂裏の古墳発掘調査は、静岡県、市両教育委員会の主催で去る8月22日から9月2日まで関係者数十名によって懸命に行われました。
 この調査は、明治大学の大塚助教授を主任に、県考古学会員、市地元関係者、市立商高生徒の協力で進められました。
 今度の発掘調査は、東海道新幹線工事のために墳丘の大部分がこわされてしまうので、「その前に」ということから調査したものです。
 吉原市が早くから開けていたことは貴重な郷土史料によって知られているところですが、中でも古墳の発掘は時代の流れ、盛衰をはっきり物語ってくれます…。
その古墳が市内には増川浅間古墳、伝法の伊勢塚古墳をはじめ、大小数百が愛鷹山麓に散在しています。因みに古墳について記述してみますとーいわゆる古墳文化時代(西暦3世紀のなかば頃から7世紀の終わりー今から1,250年位から1700年前)に築かれたその地方の豪族の墓墳(お墓)です。当時大集落を支配した首長のお墓は小高いところを選び、土を積みあげ、円いものや、四角の大きな塚をこしらえ、朝な夕なにおがんだものだといわれています。
 発掘された薬師塚古墳は、浮島町の小高い丘の上に作られ四方から眺められるという立派なものにしてあり、墳丘の大きさは、直径約20メートル「円墳」で、周囲に巾4メートル、深1.5メートル位の堀をめぐらせてある特長などがあって、郷土研究の貴重な資料となりました。この古墳からの出土品は、剣(3)曲玉(21)刀子(1)管玉(大7・小50)なつめ(1)硝子小玉(3)の多くを数え、こうした副葬品を棺の中に入れて首長を葬ったものです。また古墳第二の特色は木棺の長さが9.5メートルもあったことと(もちろん木棺の跡形もないが  なおここからの出土品は近いうちに郷土室に陳列して一般に公開されることになっています。

◎お願い  みなさんが今後土採り場や、建築、土木工事などでこのような副葬品や土器などを発見した場合には、お手数でもそのままの形で吉原市教育会にお知らせ下さい。

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・浮島町を望む高台の古墳現場

10月1日から結核健康診断実施 元吉原・須津地区

 吉原市ではいま結核の撲滅を期して全世帯にわたり結核健康診断を実施しておりますが大淵、浮島地区(実施ずみ)に引続いて10月1日から12日間元吉原、須津地区を対象にレントゲン車が巡回して間接撮影、ツベルクリン注射を行います。その判定によって陰性者に対してB・C・Gの接種を行うことになります。なお料金は無料です。
(1)該当者
街当地区の全市民
但し幼稚園、小、中、高等学校大学に行っている人、官庁。会社などで毎年行っている人。また飲食業、接客業等の従業員で毎年保健所で行っている人は受けなくてもよいことになっています。
(2)日程(カッコ内はツベルクリン判定・BCG接種日で時間は全会場とも2時‐3時まで)
◇10月1日(3日)
 柏原1・2=柏原幼稚園(10時‐3時)
◇10月2日(4日)
 田中・桧・西田中=田中公会堂(10時‐3時)
◇10月3日(5日)
 大野町=大野公会堂(10時‐3時)
◇10月4日(6日)
 今井本・東町毘沙門町=今井公会堂(10時‐3時)
◇10月5日(7日)
 鈴川浜町・東・中・西通り=砂山日産生協前(10時‐3時)
◇10月6日(8日)
 鈴川3・4・5=鈴川3、鈴木佳久芳(10時‐3時)
◇10月8日(10日)
 鈴川1・2=大昭和クラブ前(10時‐3時)
◇10月9日(11日)
 江尾1・2=江尾公会堂(10時‐12時)
 増川1・2・3=増川公会堂(2時‐4時)
◇10月10日(12日)
 神谷1・2・3=神谷出荷場(10時‐12時)
 川尻1・2=川尻作業所(2時‐4時)
尚12時から1時までは休憩しますので、診断は早めに受けて下さい
又当日受診できなかった方は他の会場でも受診できます。

会津若松市から御礼の手紙 親切な吉原市民に

 福島県会津若松市から去る9月20日、市役所宛に「貴市の市民の方ですが、誠に温かい心の持主にお礼申上げます」と礼状と共に、次のような話を記し、また美談を掲載したローカル紙も同封してきました。
 これによると若松市の一高校生が修学旅行の際に、東海道本線の車中で窓から帽子をとばしてしまい、これを拾った吉原市の一市民が名前も記さずに若松市役所に送り、落とし主に届けられたものです。
 この親切な好意に金子市長もすっかり感激「私からも是非お礼をしたい…」ということで送り主を郵便局、鉄道などで調べていた・ェわかりませんでした。
 たまたま元吉原中学校で(小川賢之輔校長)この話をしたところ拾い主の生徒が同校3年に在学していることがわかり、これがきっかけとなって“親切な人”を探すことができました。
 この美談の人は市内田中町、高木義雄さん(49)一家で、帽子を拾ったのは義雄さんの妻光枝さん(48)です。高木さんにはいずれも会社に勤めている秋子さん、鈴江さん、信代さんの3人の娘さんに、元中3年の敏一君の子供があり、一家相談のうえ3人の娘さんの手によって送られたことが判りました。

火災予防条例が施行

 10月1日から火災予防条例が施行になります。
 最近のように産業が発展し、生活水準が向上してきますと火災を発生させやすい建築物や、機械設備、器具、燃料が盛んに建てられたり使用されるようになり、それだけ火災も起こる機会が多くなっています。
 これらによる火災の発生を防ぎその損害を少なくするために消防法が改正されて、火災予防条例が施行されるわけです。
 条例の内容についてくわしく知りたい方には消防署で印刷物を用意してありますのでご利用下さい。

ゴキブリ退治は10日

 第2回ゴキブリ退治を10月10日全市一斎に行うことになりました。これはハエ、蚊以上に恐ろしい伝染病、小児マヒ、赤痢の病源をもち運ぶゴキブリの消滅をはかり第一回(7月)に引続き行われるものです。
 使用薬(ボッカー)は9日までに嘱託員を通して各家庭に配布しますから、注意事項を読んでから取扱って下さい。

深みゆく秋

‐ 写真あり ‐
( 写真説明)・・・元吉原で撮影

市民の動き(昭和37年8月31日現在)

男 4万1,839人
女 4万1,379人
計 8万3,218人
世帯数 1万7,105世帯