広報よしわら 昭和41年11月に富士市と鷹岡町と合併した吉原市広報紙の全記録

昭和37年 1月1日発行 内容

迎春

春こゝに 生(あ)るゝ朝(あした)の日(ひ)をうけて 山河草木(さんがそうもく) みな光(ひかり)あり
(佐々木信綱)

- 写真あり -
( 写真説明 )・・・丹沢楽器店主撮影

ごあいさつ

吉原市長 金子彦太郎
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 明けましてお目出度うございます。
 市民の皆さんと共に、茲に1962年の新春を迎え、年毎に伸び行く吾が市の成長の姿を眺め、更に、輝く希望と前進への決意を新たにすることの出来得ましたことは、洵に、御同慶の至りに堪えません。
 御承知の通り昨年度は、宿願でありました「田子の浦港の開港」という歴史的な問題を始め、現在着々とその進捗をみております。近代都市に欠くことの出来ない清掃作業所、或は下水道終末処理場の起工、又、文教施設の重要なものとして、本年4月1日開校を目途に、市立商業高等学校の新設など、市街地不燃化の促進と共に、洵に、躍進吉原市を象徴するにふさわしい数々の大事業に着手したのでありますが、いよいよこれらの完成を目指して、更に真剣に取り組むべき本年を迎えた次第であります。
 しかしながら、何と言っても吾が工都吉原市の重要施策としては、田子の浦港を最大限に価値付ける為の「背後地の活用」と云う、県の施策に協力して郷土繁栄の基礎策定であります。
 現在の科学の進捗による時代の激動は昔の「十年一昔」の言葉も、今は5年、或は3年一昔と変わって来ております。
 時は移り、歴史は流れて参りますが、真の政治は永久に生きているものと信じて疑いません。共に生き、共に栄える郷土百年の大計の方途を定めて、これに前進を続けるべきでありましよう。
 又、沼津を中心とする石油コンビナートの問題も、当市としても深い関心を持つものであり、殊に、吉原から沼津に至る愛鷹南麓一帯に連なる水田地帯には、何等一線を画することもなく、これが国力増進の為に最大限の活用の途を講じ、一面に於いて、これと併行して、成長の遅々として進まない農村地帯の近代化に関する研究も、決して空想でもなく無駄でもないと信じております。
 幸い、本年は「虎年」であります。これにあやかって、私も政治の「虎の巻」である「正しい判断に基づく情熱」を、郷土発展の為に、猛虎の如き勇猛心を振い起こして、一層の努力を傾けたいと決意しておりますので、格段の御支援、御協力を御願いする次第であります。
 終わりに臨み、各位の御健康と御多幸を衷心より御祈りして年頭御挨拶といたします
昭和37年元旦

吉原市議会議長 山本真夫
- 写真あり-
 市民の皆さん明けましてお目出度うございます。
 昭和36年も諸事多端のうちにあわただしく過ぎ去り、茲に希望に満ちた昭和37年の新春を迎えましたことをお喜び申上げます。
 不肖私は昨年5月招集された市議会に於いて図らずも再び議長の重職に就任致し、議会の円満なる運営と市政の伸展及び山積する諸事業の遂行に努め「住みよい吉原市」の建設に誠心誠意努力してまいりましたがお陰をもちまして大過なく越年することが出来ました。これは偏えに市民各位の深い御理解と御協力の賜と心から感謝の意を表する次第であります
 顧りみまするに、新市発足以来本年をもって7年目を迎えるのでありますが、愈々隆盛の途をたどり人口8萬2,000を越えるに至りましたことは全市民の愛郷精神が極めて旺盛なことと相俟って市行政運営のよろしきを得た結果であると言えましょう。
 本市も予算額は実に12億を越え、土木、教育を中心と・オて更に市民福祉の向上の為に所期の成果を着々とおさめておりますことは誠に喜びに堪えません。特に土木事業にあっては道路、側溝の新設整備、河川溝渠の護岸浚渫、下水道終処理施設の構築、更に永年の懸案であった清掃作業所の工事に着手、又教育にあっては市立第三中学校の落成、市立商業高等学校並びに同併設中学校の建設に着手するをはじめとして市内小学校の新増築、教育教材の充実、各運動場の整備等いささか教育伸展のため成果を収め得たと存する次第であります。
 なお、一大事業と言われた田子浦港の構築も入船の運びとなり目出度く開港の出来ましたことは当市の飛躍的発展はもとより将来の市民に与える恵福に、はかり知れないものがあります。
 こうして吉原市が今日の段階に至りましたことは市民各位の絶大なる御協力によるものでありますが、しかしながら8萬2,000市民の福祉を増進し、市民生活の安定を図る為に今後幾多の重要問題の解決を図る事は直接市政を担当する我々に課せられた責務であり、国及び県の施策と相俟って市財政の範囲内において最大の効果をあげるべく努力する覚悟でおります。
 市議会と致しましても、市当局と相はかり新しき年の出発にあたって心気一新、捲土重来の意気をもって昭和37年こそは本市躍進の年として、これ等重要事業の整備拡充並びに内容充実に向かって渾身の努力を傾注することをお誓いし、市民各位の旧に倍せる御協力をお願い申上げる次第であります。
 終わりに明けゆく昭和37年が市民各位にとりまして最良の年でありますと共に、市民各位の御健康と御多幸を心からお祈り致しまして新年の御挨拶と致します。
昭和37年元旦

お知らせ

“NHK吉原だより”は毎週木曜日午後3時50分から(静岡第一放送)“無線広報”のお知らせは毎日午前7時45分と午後4時45分。

住所はいつもはっきりと!住所を移動したときは、必ず14日以内に住民登録の届出をいたしましょう。(市民課又は支所へ)

人口の動き(36年11月30日現)

男 4万1,256人
女 4万1,146人
計 8万2,402人
世帯数 1万6,463世帯